日常のフローチャート Daily Flowchart

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日常のフローチャート Daily Flowchart

  • 著者名:森博嗣【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • ベストセラーズ(2025/04発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784584140017

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内容説明

ベストセラー作家 森博嗣の『道なき未知』『静かに生きて考える』に続く、人生を豊かにする〝思考のツール&メソッド〟を教えてくれる珠玉のエッセィ集第3弾。
人生に疲れてしまった人たちへー。
作家森博嗣さんの日常はまさに〝工作する哲学者〟。「ミクロ思考」と「マクロ思考」の往復運動から導き出された「人生とは何か」「人間とは何か」が面白い!本書を読めば、あなたの日常は180度変わる!

目次

第1回 インプットは割りが悪い
第2回 人生はプログラミング
第3回 目眩と絵文字からの発想
第4回 水を差しにくい社会
第5回 話し上手と書き上手
第6回 救急車に二回乗せられた
第7回 鬼に金棒、意見に理由
第8回 社会から受けるコントロール
第9回 右肩上がりでない未来
第10回 老人になっても社会人である
第11回 余計なものを持つことの価値
第12回 僕にはテーマがない
第13回 僕の家には犬がいる
第14回 気持ちという質量
第15回 火よ、我とともに行かん
第16回 感動する対象を教えてもらう人々
第17回 人はみんな違っていて当たり前
第18回 みんな新しいものが好きだった
第19回 いろいろ作ってきたけれど……
第20回 パソコンとともに生きてきた
第21回 「綺麗事」が「本当に綺麗なこと」になる
第22回 「潔癖社会」純度上昇中
第23回 あなたはどのように信じますか?
第24回 注目してほしいけれど目立ちたくない
第25回 ジェネラリストは存在しない?
第26回 どうなれば成功なのか?
第27回 適度な自己中のすすめ
第28回 「同じ」は同じではない
第29回 つるみたくない秋
第30回 無関係なことを考えてみよう
第31回 知恵は知識ではない
第32回 楽しければそれで良いのか?
第33回 ものを作ることがデフォルト
第34回 孤独が好きになる理由
第35回 充実した人生に唯一必要なもの
第36回 AIが活躍する未来って?
第37回 他者に期待する世代の夢
第38回 複雑すぎる制度が多すぎる
第39回 作家(仕事)を引退しました
第40回 いつ死んでも良い生き方とは

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

73
以前にも書いたけれども、この作家さんのいわゆる小説はほとんど読まずに、エッセイ本を中心に彼のユニーク(私からすれば)な生活スタイルや、これもかなりへそ曲がり(あくまで私からすれば)な思想信条を楽しませてもらっている。理科系の研究者として一家をなし、小説家としてもかなりな成功を収めた(私からすれば)著者の、工学系技術者としての遊び心を縦横に発揮した生活は、感嘆に値するものでもあり、真似はできない。ただ著者が若い頃から壊れた機械類を集め、修理に心血を注ぐ姿は、対象こそ違え多くのマニアに共通するものではないか。2025/06/02

けんとまん1007

61
そうそう、そうですよね~と同感することしきり。ここに、自分と同じようなことを感じている人がいるんだという気持ちになる。もちろん、そのレベルはかなり違ってはいるが、こころの栄養になる。今の時代を受け入れ、そこから、少し先のこと、ずっと先のことに思いを馳せる。何気なく使っている言葉を再考するには、とてもよい1冊。その中で「無事」の2文字が、何故か、頭に残っている。奥行きのある言葉だと思える自分がいる。2025/07/18

minami

35
毎日、少しずつ起き抜けに読み進めた。自分の関わるいろいろなコミュニティでの人間関係によく悩んでいるので、この森先生のエッセイが沁みる沁みる。一番刺さったのはが、「無事」を重ねることが、人生の成功である。そうだ、あまりクヨクヨ考え過ぎずに一つずつやっていくしかないんだな、と基本に戻った感じ。ご本人はもう小説は執筆せず、趣味の工作と言っても敷地に庭園鉄道を走らせるほど。日々、敷地内の手入れをしながら社会の出来事を広く考察される。だからと言ってそれをこうすべきと押し付けてこないところが逆に私には素直に響くのだ。2025/08/02

練りようかん

24
日常と思考の定点観測エッセイ。体調や仕事量に変化があり、各タイトルも物凄くらしさを感じるものとそうでないものがあり、全体に平坦ではないぼこぼことした印象を抱いたのが面白い。シリーズ3弾目ゆえ動きをつけたのかなと想像。日本という国や人間の傾向、エネルギー問題やAIの技術進歩に言及し鋭い指摘を放つおなじみの内容で、特に興味深かったのは献金と政治家の指標、言葉の意味が逆転した「〜すぎる」だ。どちらも発展がよいものなのか?と問題意識の喚起が大きく残った。そしてベスト写真は4メートルの高さにある紫陽花。神々しい。2025/06/10

くろうさぎ

20
図書館本。森さんのエッセイは、読んでいると心穏やかになります。私も洋裁などの1人でする作業を楽しいと思ってやっているので1人の楽しさには深く共感できます。家族がいるから時間は限られるけど1人なら寝食忘れて没頭してしまうから丁度いいのかも。他にも色々と自己の思考に触れてありますが、自分が思う道を真っ直ぐに歩かれている様子が尖っているわけでもなく静かに語られているので素敵だなぁと思います。帯の言葉もごもっともで、何だかんだと言い訳せずに、やりたいことは条件が揃うのを待つことなく、今すぐに取りかからなくては…!2025/07/06

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