軟式ボールの社会学 近代スポーツの日本的解釈の可能性

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軟式ボールの社会学 近代スポーツの日本的解釈の可能性

  • 著者名:三谷舜【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 創元社(2025/04発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784422204802

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内容説明

野球、ソフトボール、テニスで使用される「軟式ボール」に着目し、スポーツの構成要素である「用具」が、スポーツが持つおもしろさや教育性といった内在的な価値にいかに関わっているのか、人々がそれらをどのように受容し、発展させてきたのかを明らかにする。敗戦後の物資不足と教育現場での普及の中で日本独自に発展した軟式ボールの発明と普及は、「近代スポーツの日本的解釈」の発明と普及の系譜であるとも言えよう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

manabukimoto

2
軟式野球、ソフトテニス。中高の部活で聞くこれらの名称「軟式」は、「硬式」の初心者、廉価版というイメージだった。 Norbert Eliasの「スポータイゼーション」「興奮の探求」の二つに概念を使い、スポーツの社会的意味を考察する。暴力的なものから遠ざかった市民が、興奮の探求の場としてスポーツが使われ始める。ルールによる暴力の抑制と、勝ち負けを超えた緊張状態の拮抗がもたらす持続的な興奮。 そしてすぽーつの主体となりうる「軟式」スポーツプレイヤー達、 軟式に思いを馳せる160ページ。 福井県立図書館蔵書2025/05/06

Go Extreme

1
理論的視点:エリアス スポータイゼーション理論 文明化過程における「興奮の探求」 軟式ボールの特性: 安全 安価 大衆的 導入容易 学校体育 生涯スポーツで普及 歴史的展開:日本独自の発明 戦前の萌芽 戦後の行政奨励 産業界の思惑で普及 大衆化と高度化両立 硬式との関係:スターターゲーム視点への疑問 独自の価値 文化的ポテンシャル 現代的意義:テクノロジー進化の中での「おもしろさ」提供 ポスト・スポーツ視点 スポーツ権担保の可能性 結論:軟式スポーツは日本独自の文化 受容 変容の過程示す 重要研究対象2025/04/18

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0
文章が下手。2025/06/17

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