内容説明
チェルノブイリ、福島原発事故のはるか以前、1971 年から鎌田慧は反原発だった。へき地や過疎地帯に交付金と引き換えに押し付けられる原発。鎌田の矛先はその危険性だけではなく差別的な原発推進政策に及ぶ。『日本の原発地帯』『原発列島をゆく』を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
48
カバーの不気味さからして、鎌田さんの書きたいことが伝わる。日本はいつからこんな狂気に身を投じて原子力を使うように変心したのだ? 海に面した貧しい村々の貧しい人々を金権力でねじ伏せ分断させ、誰のために原子力発電を? この地震大国のあちらこちらに原発。南海トラフ巨大地震が起きたら・・・。とにかく、著者の取材、調査が徹底している。その目は原発地帯に生きる人々の暮らしをずっと見つめてきた。「原発反対」これは、「戦争反対」と同じ重みをもっていると思った。司法は再稼働反対の裁判で国民の命を最優先する審判をすべきだ。2025/04/13
lyrical_otoca
0
昭和の政治の嫌なところが沢山書かれていて、原発も米軍基地同様に一部の人に負担を押し付けるものだったんだなぁ……と思った。カネのバラマキで釣っている事が多いし、現在よりも原子力について知見が確立してない頃の話なので、作っちゃえば電力会社の勝ちみたいな雰囲気が強いし、電力会社もそう考えてる感じが強かった。事故起きても見捨てるつもりだったんだろうなぁと何か暗い気持ちになった。2026/07/13
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