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内容説明
物語の舞台は、ある研究所の図書室。そこに勤めるおかっぱ頭のメガネ少女・キハラさんを中心に、上司、同僚たちとの楽しく(少し不思議な)日々を綴ったのが本書『図書室のキハラさん』です。
漫画誌ハルタの“帯のウラ面”で連載されていたこの作品は、その掲載場所に合わせて横になが~~く描かれていました。今回、連載時のその形状を生かし、本のカタチを「B5判横」にしています。ページを横に大きくめくる、絵本のような読書体験を楽しめます。
また、本作の前身となった著者の個人誌「キハラさんの一週間」、「キハラさんの夏休み」も併録。その他にも販促用のカットや本にまつわる格言、描き下ろし“貸出カード風イラスト”なども掲載。すみずみまで遊び心を散りばめた一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
24
ヒロインの名前は、某図書館用品メーカーから採られたのかな? 旧字体やレトロなフォントの逆説的新しさは、クラフトエヴィング商會にも通じるものがあるなぁ。作品は図書館あるあるではなく、図書館ないない、とでも言えそうな幻想的ギャグの世界。長野まゆみが少年で描く世界を少女で描いてみた、と思えるような空気感と透明感。B5横開きという、コミックには特異な体裁とあちこちに散りばめられた仕掛けで、ますます別世界に引きこまれる思いがする。4号自動式卓上電話機のベルの音が、耳にやさしく今にも室内に鳴り渡ってきそうな予感が。2025/04/17
まる子
16
漫画誌ハルの帯裏に連載されていた漫画を書籍化。帯裏だけあり、横長(時に縦長)漫画だった。キハラさんこと(普通か🤭)記原綴子(つづるこ)は研究室の図書室に勤務する、多分24歳(2017年で16歳だった)。ちょっぴり不思議な図書室と、そこで繰り広げられる人間はもちろん動物、虫などと格闘する日々!この図書室、変わっているのは人間だけではなく、図書室自体も何かあるのか?発売日は2025年4月15日。返却日は2025年4月29日と書いてあった…すぎてる?いや、キハラさんは期限前に返却していました✨2025/05/22
さとみん
14
本に囲まれた図書室にいる幸せを満喫できる本。キハラさんが可愛くて和んだ。最終ページと帯裏にまで遊び心満載でどこを開いても楽しい。2025/05/10
寿こと
11
何だか不思議なことがたくさん起きる研究所、その一角にある図書室で働いてるキハラさん。鱗翅目のページが羽ばたいたり、ストーブが単為生殖したりしながらも、上司や同僚と日々を過ごしています。マンガ雑誌ハルタの帯ウラで連載されていた為、とても横長「B5判横」、読み方も見開きページで右から左に読んでいく、もしくは本を縦にして上から下に読んでいく感じで、そこもまた不思議な気分になります。個人誌も載っていて、キハラさんの一週間が結構充実していて良き。そう言えば、もちろんこの本の帯ウラにも……。2025/05/25
年中古本派・文花
11
ハルタって、ホント変な本出すよねw 前出た変な本は、”漫画なのにハードカバー““カバー取った本体もカラー”(読んだ事ない人はワケわかんないよねw)とか。今回はハルタのオビ(オビ付いてるんですよ。雑誌なのにw )の裏に連載された(これは連載されたと、表現していいのか?)漫画を収録したもの。B5判の横置きでwなんとも変な本が出来ました。変な本が好きな方、一冊いかがですか?一冊1500円するけどねw2025/04/14