内容説明
第2期トランプ政権に戦々恐々とする各国指導者たち。ガザ「所有」や、カナダ、メキシコに脅しをかけるトランプ氏の論理は「強者の支配と弱者の従属」だ。同盟国をはじめ、日本を含む国際秩序はどう構築されるのか。不確実さに覆われた世界を国際政治学者が読み解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
第2期トランプ政権に戦々恐々とする各国指導者たち。同盟国をはじめ、日本を含む国際秩序はどう構築されるのか。不確実さに覆われた世界を国際政治学者が読み解く。ガザ「所有」や、カナダ、メキシコに脅しをかける一方で、覇権からの自主的撤退を選択するトランプの論理。薄々感じていたその限界が顕在化してきたこともそうですが、力の支配が優勢の時代をこれからどうなっていくのか。自国の利益を優先させる姿勢にどう対応していくのかは、相手が強者だからこそ難しいものになっていて、転換期だからこそその選択が重要なものになりそうですね。2025/05/05
リョウ
6
2020年から2025年という時代に書かれたコラムをまとめたもの。コロナ禍に始まり、ロシアとウクライナ、そしてイスラエルとガザという不達の紛争が起こり、それに欧州を始めとする世界が対応を迫られた時代。特に2つの紛争は同じような問題であっても異なる対処がとられるというダブルスタンダードを見せつけられた。2026/02/26
へい
5
現在の国際情勢だと藤原先生のような良識のある国際政治学者の常識が通じないような状態で、そんなことはしてはならないということを平気でやってのけ、結果良識的な予想は通じず、結果予想は外れ、予想した人が攻撃される。そうして学者の言うことはあてにならないという流れができてしまい本当に危ういなと思う。本書を読んでいて、外交というのは非常に繊細なもので、乱暴に扱えばどこかしらが暴発してしまうようなものということが分かったけれど、現在の乱暴さはかなり危ういと思う。どこか一国とだけ強いつながりを持つことが良いとは限らない2025/06/14
タイガーとらじろう
4
2025年から2020年までを年代を逆にして振り返る形で国際社会を論じている。最初は読みにくかったが、過去の出来事が最近のことにこうつながっていたのか、一方で過去の出来事は最近まったく振り返りもされない出来事が少なからずあることに気づく。2020年4月ころの記述に「(コロナ禍によるグローバリズムの後退がもたらした)国家の復権が〜大国が国益のみを追求して競合する世界への転換を伴うものてあるとすれば、国際的緊張の拡大は避けることができない」とあったのはまさに慧眼というべきだが、外れて欲しい予測だった。2025/10/22
ジョルジオ鈴木
2
★★★ アメリカの弱体化、内向き化が示すこれからの世界。2025/07/26
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