内容説明
2025年初夏公開映画の原作〔新版〕、〔映画ノベライズ〕同時刊行!
1992年夏、中学2年の美雪は未来からの転校生・保彦を救うため10年後へ跳んだ。2002年夏、作家となった美雪はその経験を基に小説を上梓する。しかし、タイムリープ当日になっても10年前の自分は現れない。美雪は不信に思い調べ始めるが……SF史上最悪のパラドックスが新版で登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
19
「史上最悪のパラドックス」と話題になった作品らしい。誰目線の話なのかも時系列も章ごとに変化するので、途中で何度も読み返すほどかなりややこしいストーリー。しかし、読後感はスッキリしている。この感覚は読まないと感じられない。来月映画化されるが小説とは少し違う展開になるそう。2025/05/12
TOMIKA306
16
各章の「わたし」に???。少しずつ真相が見えて来るも最後のネタバラしでやっとわかった...ような気がする。ややこしい。全員を集めてのネタバラしシーンは陳腐にも思えるが説明がないとわかんないよね。これは。映画公開が始まったみたいだけど、どうなのかな?2025/06/16
阪口まな
11
映画『リライト』を観て興味をもち原作を買い求めた。……ぇぇ…全然ちがう……。まさか映画が「リライト」されたものだとは思わないじゃないか。私が観た青春尾道SFラヴストーリーは??確かにこのまま映像化しても面白くないだろう。固有名詞を覚えられない人間だが、違和感ぞーわぞーわしてきてずっっっと怖かった。ほんと怖い。ダーク過ぎる。ここからハッピーエンドに繋がる気がしない。続編あるのか…え、どうやって続くのこれ。こっから入れる保険あるんですか。卒業アルバムの謎気になる…読むか。読むしかないか。面白いけど怖いんだよ。2025/07/11
leo18
9
原作は既読で法条さん新作出なくて残念に思っていたところ。先にノベライズ版を読んだけど全く違っていて驚いた。あちらは軽くてポップな感じ、こちらはダークで理不尽な感じ。未来グッズが便利すぎるな(旧版と同じ感想)。2025/06/23
huraki
8
旧校舎崩壊の事故から同級生を救うため、タイムリープの薬で十年後の世界へ跳んだ主人公。すべての手筈を整え、その時を待つが過去の自分が現れることは無かった。未来から来た転校生との出会いと別れ。十年前に体験した、あの七月の物語に何が起きているのか?複雑な因果と思惑が絡みあい明かされる真実と危機。書き直された世界で起きる未来に悪寒が走った。2025/07/13