内容説明
「生まれたばかりの息子を初めて腕に抱いたとき、いつか彼が数をかぞえたり計算をしたりする日が来るとは、まだとても信じられなかった。言葉もない、概念もないのだ」(本書より)。しかし、やがて、子どもの心の中には数が“生まれ”、おとなと共に“育み”あうようになる。3歳と0歳のきょうだいが、8歳と5歳になるまでの驚きに満ちた日々。独立研究者、森田真生があたたかく見守り、やわらかに綴る。画家、西淑による挿絵もふんだんに掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
joyjoy
18
「母の友」連載エッセイをまとめた本。二人の幼い息子とのエピソードをもとに「数のない世界から、数にいろどられた世界へ」のたびを語る。読み終えてすぐにもう一度読み返したくなるような、印象深い言葉が多くあった。「少しずつ近づく」は、子どもたちとの神経衰弱(トランプゲーム)を通して、「何かを探すこと、隠れたものに少しずつ近づいていくこと、それを自分の手で見つけることの喜びと面白さ」の普遍性に気づく話で、こういう気持ちを覚えていたいな、と思った。著者訳の「センス・オブ・ワンダー」も読みたい。2026/03/20
えつ
14
西淑さんのイラストに惹かれて、図書館で手に取った1冊。著者の森田さんは数学者らしい。数のない世界から数のある世界へ。森田さんの長男と次男の5年間の成長を垣間見ることができる。数学者だからこその視点、プロセスを知れたような気がする。わたしの息子は2歳だけど、まだ喋らない。それでも数字だけはずっと好きみたいで、よく反応する。息子が今後どのように数と触れ合っていくのか、とても楽しみになった。とりあえず、森田さんが翻訳した「センス・オブ・ワンダー」でも読もうか。そして、この本は手元に置いておきたい。2025/06/29
ShowGo
12
息子たち(3歳と0歳)との会話や日々が、楽しみになりました。研究者の方が息子や家族との日々を父親、学者としての視点から考察・感じたことをまとめたエッセイ。「母の友」という雑誌の連載をまとめたもの。数にまつわる話を中心に、植物や子どもたちが捕まえてくる虫から命について考えたり、時間や空間、子どもたちの様々な「初めて」の感覚を著者の感覚と重ねている。重ねて溢れたものを面白いと感じ、重なっているものを懐かしく感じたりしている。僕も息子たちともっと時間を共有して旅人が感じる新鮮さのように毎日を過ごしたいと感じた。2026/04/07
チェアー
6
はぐくむことは守ることを含んでいる。含んでいるどころか、守ることそのものだ。守ることから学ぶことは始まる。それは守る側にとっても、守られる側にとっても、学ぶことなのだ。 2025/08/08
うさぎ
6
幼い息子さんたちの五年間を、「科学の目」をとおして見つめて描いたエッセイ。一つ一つの瞬間を大切にし、そこに深い意味を見出し、あたたかな文章で綴られている。子どもたちが育っていくってこんなに驚きと喜びに満ちているんだ。とてもよかった。2025/05/26
-
- 電子書籍
- 新・浪人若さま 新見左近 : 17 雪…
-
- 電子書籍
- かいしんのいちげき! 分冊版(7)
-
- 電子書籍
- マイスタディガイド 中学理科 改訂版 …
-
- 電子書籍
- 機動戦士ガンダム MS戦記REBOOT…
-
- 電子書籍
- 吸血鬼すぐ死ぬ 8 少年チャンピオン・…




