象が来たぞぉ（三） - くノ一忍湯帖

著者名：風野真知雄

PHP研究所（2025/04発売）

• ISBN：9784569904764

内容説明

くノ一姉妹は、将軍暗殺を阻止できるか！？　ついに明かされる象に関する陰謀。そして奥州藤原氏の大金塊は誰の手に？　ユーモア時代小説シリーズ完結編！　湯煙り権蔵とくノ一・あけびは、ついに松尾芭蕉の旅の供であった曽良の正体に辿り着く。さらに奥州藤原氏の大金塊を手に入れるには、象が不可欠だと気づき――。一方、象にまとわりついていた唐人屋敷の者たちの企みも明らかに。将軍の身に魔の手が伸びるなか、桃子は起死回生の策を思いつく。さらに伊達藩と幕府との因縁の決着は……。ユーモア時代小説の第一人者である著者による傑作シリーズ、最終巻！　文庫オリジナル。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ひさか]

2023年2月〜2025年1月河北新報、南信州新聞、長野日報、桐生タイムス、大分合同新聞、北鹿新聞、三條新聞山梨日日新聞、北海民友新聞等の各紙に順次掲載された作品に加筆修正し、2025年4月PHP文芸文庫刊。シリーズ3作目にして最終巻。象とお宝の謎は明らかになり、しかし、あっけにとられる結末は、完全に予想外。やられた〜。

2025/05/04

[Satochan]

シリーズ第3作。書店で見つけて手に取ったら、何と「くノ一姉妹は、将軍暗殺を阻止できるか！？」って帯に書いてあるじゃありませんか笑 。いきなりネタバレしてどうするんだと心の中で突っ込みましたが、結末はまぁそんな感じで一件落着になります。でも放映時間がわかってる時代劇を見ている感じで楽しめました。またストーリーと関係ありませんが、温泉と見ればすぐにサボりたがる権蔵のおかげで、行きたい温泉が増えたのも楽しいおまけでした。

2025/04/27