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内容説明
「『解剖』も『幽霊』も『密室』も、こちら側からの呼び方である。あちら側からはまるで違う呼び方が、それも想像を絶する呼び方があるはず。この本の作者はその呼び方を知っている気がした」榎本俊二(漫画家)
読み出したら止まらない。新進気鋭のストーリーテラーが仕掛ける、待望の初作品集。
◎収録作
『複層住戸』
「#我が家の怪現象 今朝はいつのまにかコーヒーがいれられていた」メゾネットの部屋で次々に起こる不可解な現象。これは怪奇か、事件か……。幾重にも張り巡らされた伏線、予想は決して追いつかない。
『天井裏に誰かがいる』
天井裏から侵入する“誰か”の存在を訴えていた老女が、忽然と姿を消した。失踪後もSNSは更新され続けるが、発信元は存在しない。“幽霊”と呼ばれるアカウントを追う警察官は「あちら側」へと迷い込む……。
『怪獣を解剖する』
年々増加する巨大怪獣の死体漂着。その背景で、世界に何が起きているのか。解剖し、標本を採取し、生態や死因を究明する……人智を超えた恐怖にこそ“知性”で抗う怪獣学者に、あなたの知的好奇心が刺激される。
◎同時発売
BEAM COMIX『怪獣を解剖する』上・下
首都圏に大災害をもたらした超大型怪獣“トウキョウ”の死因とは。
死体から発生する二次怪獣とは何なのか……。
恐怖に勝る好奇心で未知の脅威を究明せよ。
同名読切を長編化した、空想研究エンターテインメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
44
『複層住戸』想定内と意想外と云う具合にミステリーも複相して筋立てされていて興味深い。『怪獣を解剖する』映画のアレかと思ったが偶然同じ時期に考えられた設定の同一で、あちらはタイトルにあるようにあとしまつに右往左往する関係各所を描いたもので、こちらは文字通り解剖、人は理解できないモノに恐怖を覚え排除しようとするが、知ることに依って理性的に立ち向かえる。『天井裏に誰かがいる』あちらとこちら、あちらと云う存在をサイバースペースに関連づけている。確かに最近のSNSは虚実の区別がつかなくなって異界をも内包してそうだ。2025/04/20
雨
24
なかなか不思議な読後感。最初の話が良かった。2025/04/15
JACK
17
☆ 不思議な物語を集めた短編集。物がいつの間にか移動していたり、誰かがいる気配がしたりする奇妙な部屋を描く「複層住戸」。波打ち際に打ち上げられた巨大な怪獣の死因を調べる「怪獣を解剖する」。部屋に誰かがいると交番に相談に来た老女が行方不明になる「天井裏に誰かがいる」。どれも素晴らしい魅力的な物語ばかり。特に「複層住戸」の想像を超える展開には驚かされました。最初の作品集なのにこの完成度は凄い。連載版の「怪獣を解剖する」も買わなければ。2025/04/12
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
3
複層住戸が好き。急に怖い方に落とされる感じと、ドッペルゲンガーからの展開が良い。ツイッターの広告ではドッペルゲンガー直前で切れててもったいない。正直買うか迷ったけど、あと数ページ載っけてたら迷いなく買ってたな。 そんで買って正解だった。2025/04/13
緑虫@漫画
2
★★★ 初期短編集。同時発売の「怪獣を解剖する」よりも線の処理などから初期作品感を感じるが、お話の作り方はいずれも達者。読切版の「怪獣を解剖する」、これは連載版でも感じるところだが論点を詰め込み過ぎの感がある。2025/04/26
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