幻冬舎文庫<br> いのちの十字路

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幻冬舎文庫
いのちの十字路

  • 著者名:南杏子【著】
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 幻冬舎(2025/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344434660

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内容説明

医師国家試験に合格した野呂は、金沢のまほろば診療所に戻ってきた。娘の手を借りず一人で人生を全うしたい老母。母の介護と仕事
の両立に苦しむ一人息子。妻の認知症を受け入れられない夫。体が不自由な母の世話をする中二女子。……それぞれの家庭の事情に寄
り添おうと奮闘する野呂は、実は、ヤングケアラーという辛い過去を封印していた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

布遊

31
まほろば診療所で、訪問診療に携わっている、元ヤングケアラーだった新人Dr.野呂聖二。各章、それぞれ問題を抱える家庭に訪問する。看護師麻世ちゃんとのコンビがほほえましい。祖母を介護していたときのわだかまりも次第に溶けていく。診療所の先輩先生たちも皆温かく、ほのぼのとしたお話。2025/06/04

ごへいもち

16
こんなふうにいろいろ改善方向になって欲しい2025/07/23

智哉

16
コロナ禍の異常事態がありありと思い出される。永遠に続くのではないかと悲観したものの、終息してしまえば遠い昔の出来事のよう。やり場のないヤングケアラーの感情に心を動かされた。社会で取り組む課題は多い。2025/06/28

はなちゃん

11
何冊目かの南さんの作品。今まさに大きな問題になっている介護問題、ヤングケアラーはじめ介護を担っている家族の問題…現場を知る現役医師ならではの視点で描かれている。主人公野呂先生の優しい人物像で癒されるが、問題は深刻なもの。重くなり過ぎずに読みながらも、自分の問題としてもいろいろ考えさせられる。2025/06/09

kouya

7
いのちの波止場の続編。野呂君が医師になりまほろば診療所に戻ってきた。冒頭で、気になっていた咲和子先生が医師を続けていて嬉しかった。1話目「水引の母」泣いた。あまりにも急な展開でフィクションながら、どうして、噓だよねと休みながらじゃないと活字が追えなかった。2話目「ゴリの家」正直息子に腹が立ったが、介護の現場がいかに過酷か家族を支える第三者の存在が、ナイスなタイミングで介入する事の大切さを考えさせられた。野呂君もヤングケアラーだった自身の過去と向き合いながら、医師としての成長を感じ私の学びにもなるシリーズ。2025/08/19

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