幻冬舎文庫<br> いのちの十字路

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幻冬舎文庫
いのちの十字路

  • 著者名:南杏子【著】
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 幻冬舎(2025/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344434660

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内容説明

医師国家試験に合格した野呂は、金沢のまほろば診療所に戻ってきた。娘の手を借りず一人で人生を全うしたい老母。母の介護と仕事
の両立に苦しむ一人息子。妻の認知症を受け入れられない夫。体が不自由な母の世話をする中二女子。……それぞれの家庭の事情に寄
り添おうと奮闘する野呂は、実は、ヤングケアラーという辛い過去を封印していた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

布遊

30
まほろば診療所で、訪問診療に携わっている、元ヤングケアラーだった新人Dr.野呂聖二。各章、それぞれ問題を抱える家庭に訪問する。看護師麻世ちゃんとのコンビがほほえましい。祖母を介護していたときのわだかまりも次第に溶けていく。診療所の先輩先生たちも皆温かく、ほのぼのとしたお話。2025/06/04

ごへいもち

15
こんなふうにいろいろ改善方向になって欲しい2025/07/23

智哉

15
コロナ禍の異常事態がありありと思い出される。永遠に続くのではないかと悲観したものの、終息してしまえば遠い昔の出来事のよう。やり場のないヤングケアラーの感情に心を動かされた。社会で取り組む課題は多い。2025/06/28

はなちゃん

10
何冊目かの南さんの作品。今まさに大きな問題になっている介護問題、ヤングケアラーはじめ介護を担っている家族の問題…現場を知る現役医師ならではの視点で描かれている。主人公野呂先生の優しい人物像で癒されるが、問題は深刻なもの。重くなり過ぎずに読みながらも、自分の問題としてもいろいろ考えさせられる。2025/06/09

なんてひだ

6
コロナど真ん中で医療現場最前線で働く1番大変な思いをした人の話、ほんとうに頭が下がります。白石先生ではなく野呂先生だったけど 視線が凄くて露子さんの旦那の睡眠薬服用してたのよく見つけたし、留学生の保険金に特養に入れる策士の息子にと、あと介護の4つの権利も知る事出来たし あんな訪問看護に出会いたい 自分も介護するはずだし、生きてく上で助かるし家族も自分もたくさんのチューブでベッドに縛られて生きながらえるとかまっぴらごめんだよ。2025/08/05

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