ちくまプリマー新書<br> 子どものおしゃれにどう向き合う? ――装いの心理学

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ちくまプリマー新書
子どものおしゃれにどう向き合う? ――装いの心理学

  • 著者名:鈴木公啓【著者】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 筑摩書房(2025/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480685209

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内容説明

「ちょっとぽっちゃりしてきた?」「最近は小学生でも脱毛するんだって」「ほら、クラスのあのかわいい子」……大人の何気ない声かけ・言葉が、子どもたちの身体への意識に影響を与えます。子どもたちにとっておしゃれとは、社会と向き合い、そして自分を知るための大切なツールなのです。イメージで語る前に、まずはその実態を探ってみましょう。 【目次】はじめに/第1章 おしゃれと装いの心理学/第2章 見た目を意識する子どもたち/第3章 メイクアップ・体毛処理/第4章  身体型とダイエット/第5章 おしゃれによる心身のトラブル/第6章 メディアの影響/第7章 (母)親の影響/第8章 親が本当に困っていること/第9章 大人は子どものおしゃれにどう向き合っていくか/第10章 子どもにとってのおしゃれの意味や意義/おわりに

目次

はじめに/1.おしゃれの低年齢化? /2.本書で試みたいこと/3.おしゃれそのものに「よい」「わるい」はない/第1章 おしゃれと装いの心理学/1.心理学における「装い」/2.装いの時間的・文化的普遍性/3.変化する装いの基準/4.装いが持つ3つの機能/5.装いの機能への期待/6.身だしなみとおしゃれ/7.子どものおしゃれ/本章のまとめ/第2章 見た目を意識する子どもたち/1.現在の子どもたちの見た目への意識/2.見た目の満足と自己受容/3.見た目への意識に大人が及ぼす影響/4.見た目への意識に心身の発達が及ぼす影響/5.都会の子どもの方が見た目を意識している? /6.見た目を意識するのは悪いこと? /7.見た目を意識することの問題/8.見た目への意識の成長にともなう変化/本章のまとめ/第3章 メイクアップ・体毛処理/1.小学生におけるおしゃれへのこだわり/2.メイクアップの経験の実態/3.体毛が気になる? /4.体毛処理の経験の実態/5.都会の子どもの方がすすんでいる?──メイクアップと体毛処理/6.体毛は余計なもの? /7.子どもの体毛処理と社会的規範/本章のまとめ/第4章  身体型とダイエット/1.体型を意識する子どもたち/2.自分の体型についてどう思っているか/3.ダイエットの経験の実態/4.「 せ=よい」の背景にあるもの/5.「 せ=よい」から解放される/するには/6.都会の子どもの方がすすんでいる?──ダイエット/本章のまとめ/第5章 おしゃれによる心身のトラブル/1.装い身体トラブルって? /2.大人の場合/3.子どもの場合/4.低年齢であるほど問題が起きやすい/5.ダイエットによる身体のトラブル/6.子どものダメージは大きい/7.対応方法は? /8.とはいえ人はなかなかやめられない/9.身体だけでなく心の問題も/本章のまとめ/第6章 メディアの影響/1.社会にあふれる見た目を意識させるコンテンツ/2.メディア視聴とメイクアップや体毛処理との関連/3.メディア視聴とダイエットとの関連/4.メディアの登場人物の影響──「読モ」や「インフルエンサー」/5.メディア以外の影響──おもちゃ/本章のまとめ/第7章 (母)親の影響/1.意図せずに親は影響をおよぼしている/2.おしゃれの参考にするのは主に母親/3.子どものおしゃれはどのくらい許容されているか/4.親との会話がもたらす影響/5.親からのプレッシャーが子どもに不満を抱かせる/6.母娘の強固な結びつき/7.友人のおよぼす影響/本章のまとめ/第8章 親が本当に困っていること/1.大人は何を華美なおしゃれと思っているのか/2.大人が特に困っているのは「華美」なおしゃれではない/3.主に困っているのは「こだわり」/4.なぜ華美だけが問題とされるのか/5.子どもの年齢と困り事/6.困り事は親の認識の側に/本章のまとめ/第9章 大人は子どものおしゃれにどう向き合っていくか/1.困り事への対応は「教育」「折り合い」「諦観」「許容」のどれがよい? /2.大事なのは普段からのよい関係性/3.親による適切なおしゃれの教育/4.学校や企業による適切なおしゃれの教育/5.基準が変わる中での対応/6.おしゃれの安易な禁止の悪影響/7.規則とのせめぎ合いと社会性の発達/8.適切な対応のために/本章のまとめ/第10章 子どもにとってのおしゃれの意味や意義/1.おしゃれを通して社会や自分と向き合う/2.子どものおしゃれがダメとされる理由/3.人の評価軸は多様である/4.あらためて親の影響を考える/5.おしゃれの意義を振り返る/6.おしゃれを楽しめる社会に/おわりに/1.アップデート──データをもとに現状を識る/2.扱わなかったことその(1)──おしゃれとお小遣い/3.扱わなかったことその(2)──「ファッション書籍」/4.今後の課題──男子は? /5.最後に大事なこと/あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ルート

13
低学年と高学年や、田舎と都会という変数では、おしゃれへの意識の差は見られなかったらしい。親はこどもの華美な服装に困っているというよりは、「私なりのおしゃれはこうなの!」というこだわりに困っているようだ。ちょうどいいおしゃれの方向に持っていくためには、教育が必要と書かれている。しかしそのためには、日頃の関係の良さが必要だとも書かれている。装いの変化はメッセージである。許容だけでは、ちょうどいいおしゃれに進むのが難しいらしい。ちょっとした変化を話題にしてみる。それが良い関係づくりの一歩かもしれない。2025/06/23

kenitirokikuti

10
昨日読んだ『ピンクと青とジェンダー (青弓社ライブラリー 110)』よりも良かった。本書の方が取り扱うことや語ることを絞り込んでいるし、また取り上げなかったことについても簡単に示しているからだろう。おおむね、田舎よりも都市で、幼いよりも思春期に近い方がおしゃれ寄りの傾向があるが、都市性や年齢で差がない事柄もけっこうある。ただ、小学校低学年から痩身願望を抱きダイエットを試みる子がいるのは確かで、そこは明らかに問題である2025/08/23

ソーシャ

7
装いの心理学が専門の著者が、主に女子の装い行動(化粧、ダイエット、体毛処理など)について、実証的なデータをもとに現状とその社会的背景について考察していく本。おしゃれ行動に親の要因が大きいとしても、結構父親も容姿について話題にすることが多いと思うのですがそのあたりの分析も今後の課題になりそうですね。2025/05/11

pppともろー

5
子どものおしゃれの低年齢化の実態。印象通りのこともあれば、意外だったことも。やはり実証的なデータは大切。2025/04/26

みずさわゆうが

4
おしゃれの定義、心理との関係、身体性(痩身・体毛)との関係、心身トラブル、両親との対応、「子ども」がオシャレをすることの意義・内容を述べている。オシャレの定義の対他・対自機能は鋭い。また、両親対応にへ決めごとをしておいた方がトラブルが少ない、というパターナリズムに近い方がよいというのは少し驚く。また、データとその見方から導く方法論を明瞭化しようとしているのは目を惹く。さらに、章末で纏めてくれているのは、功罪はあろうが、プリマ―として読者に「優しい」。ただ、結論についてはいくつか飛躍を感じる部分はあった。2025/10/21

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