口出し屋お貫

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口出し屋お貫

  • 著者名:中島要
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 祥伝社(2025/04発売)
  • いよいよ秋の気配!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~9/13)
  • ポイント 425pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396636784

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内容説明

「口入れ屋は商売だけど、口出しするのは性分なんで」
若き女主人と元花魁が、人にからまる糸を解く!
著者好評の江戸人情話、最新作!

二十七にして三度目の奉公先から暇を取ったおれんは、昔馴染みの口入れ屋を訪ねた。帳場には見慣れぬ小娘。
口入れ屋の主人と言えば、酸いも甘いも噛み分けた食えない年寄りが相場である。ただの留守番に違いない――が。
「あたしは先代時三の孫で、貫と申します。二年前にこの店を継ぎまして、今年二十二になります」
それぞれの奉公先を辞めた経緯を語らせるお貫に反発して、おれんは店を飛び出す。別の口入れ屋に断わられ、通りで再会した元の主人には不義理をなじられ、疲れ果てて戻った部屋には、お貫が待ちかまえていた……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

123
口入屋『やよいや』の若き女主人・お貫22歳はしっかり者で、結果お節介焼き。世間から「口出し屋」と言われている。祖父・時三に嫌われて8歳から同業の大店・大黒屋で修行し、2年前に祖父から譲り受けた『やよいや』を営んでいるのだが・・訪れる様々な客との厳しくも優しい人情味溢れる本作。既読の作品『𠮷原と外』の美晴がナイスなキャラのまま脇を固めるのが実に面白い。残念ながらお照は亡くなっていたが、そこも記されているのがちょっとしんみり。これはもうシリーズとして続編ありそうな予感が大だ。2025/05/16

初美マリン

81
酸いも甘いも噛み分けたと表現するのが、ふさわしいお貫が商う口入れ屋が舞台、そのさばき加減を御覧じろ。2026/02/01

ふじさん

73
初読みの作家の作品。口入れ屋「やよいや」の若主人は、22歳のお貫。祖父の跡を継ぎ、若いながらも持ち前の度胸と人を見る確かさで店を盛り立てる。「口入れ屋は商売だけど、口出しするのは性分なんで」と言いつつ、様々な人々の人生に関わることになる。奉公先を次々に変えるおれん、悪質なとの目明しとの悪縁に苦しむ銀次、世間知らずの大店の清太郎とお珠、恩で店の番頭を長年続ける徳一、酒浸りの父親に嫌気がして妾になろうとしたおてい、未練を残して隠居した太助等、関わった人々の生き様や物語の設定もよく、読ませる内容だった。2026/08/27

真理そら

50
『吉原と外』の元花魁美晴が登場する。祖父の口入屋を継いだお貫は駆け落ちした父親に冷たかった祖父をあまり好きではないらしい。が、祖父には祖父の事情があって…。6つの短編からなる連作短編集。訪れる客が他責感情が強い中で「忠義者」の番頭のもやもやはわかる気がした。祖父とお貫のその後も知りたいのでシリーズ化希望です。2026/06/04

楽駿@新潮部

32
品川図書館本。東氏の新聞書評から。口入屋のはずが、まだまだ若い美空の、衣着せぬ物言いと、お節介のせいで、巷には口出し屋の呼び声も高い。痛快で、ちょっぴりホロリとした部分もあり、江戸町人ものの中でも、とても読み易く、痛快だ。本人の来し方も、それぞれ、意地の突っ張り合いの果てに、今がある。世話すると決めたなら、損得は二の次で、とことん面倒も見るけれど、それは貸し、と言う事。タダより高い物はないけれど、そんな形で人の縁を繋いで行ったりもする。『吉原と外』も登場人物のこれまでが書かれていそうで、読んでみたい。推薦2025/06/01

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