カメラ? カメラ! カメラ!?

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カメラ? カメラ! カメラ!?

  • ISBN:9784621053867

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内容説明

前半では、現在に至るまでのカメラの歴史を振り返りながら、「像を写し、残す」というカメラのしくみについて解説。後半では、「撮影現場に戻るカメラ」の実現を目指す筆者自身の研究を中心に、デジタルカメラの先にある未来のカメラについて解説。「撮影現場に戻るカメラ」とは、コンピュータ(計算機)を駆使した画像処理技術によって、あたかも撮影現場に戻って撮影し直すように、撮影後に視点や焦点を自由に変えられるカメラのこと。こうしたカメラ技術がさらに発展した先には、どんな未来が待っているのか。

目次

第1章 ピンホールの魔術からレンズの科学へ――空間を超えて見る
1.「映―像」とのはじめての出会い
2.レンズの向こう側に広がる新しい世界観
第2章 カメラの誕生と進歩――時間も超えて記録する
1.写真術のはじまり
2.カメラのしくみ
3.デジタル化するカメラ
第3章 計算をはじめた未来のカメラたち――時をさかのぼって撮影現場へ
1.光を操る「未来のカメラ」への挑戦
2.焦点合わせを変えた画像を自在につくる
3.「計算機写真術」時代の幕開け
4.「記録する」から「撮影現場に戻る」カメラへ
第4章 ピンホールカメラから遠く離れて
1.見果てぬピンホールの向こう側
2.計算するカメラたちがもたらす最新型の未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほじゅどー

6
★★ レンズもデジタル化へ。マイクロレンズアレイは、口径が数〜数百マイクロメートルの超小型レンズがイメージセンサーの上に格子状に配列されたもの。本体のレンズとは別に1画素毎に超小型レンズを持つ。感光部に全ての光が集められる。レンズのデジタル化。焦点合わせはデジタル処理による計算で実現される。まだ課題はあるが。2022/06/15

Hyos(元jpn1024)

3
カメラの歴史や動作原理がわかる本. 1839年には世界初の実用的なカメラが仏国で誕生していたようだ. 現在のデジカメや携帯電話で容易にきれいな写真を撮ることができるのは,周囲の明るさを判断してレンズの絞りの量やシャッタースピードを自動で調節する機能が搭載されているためであるようだ. とても便利で素晴らしいことである. このような機能のおかげで,原理的なことを知らずに日常でカメラを使用できるため,原理を説く本書は新鮮で面白い. 飛躍的な進歩を遂げたカメラも,根本的にはピンホールカメラと同じであると気づく.2017/11/19

cocolate

1
「画像」から「光線」へ。マイクロレンズアレイが何のためにあるのか今更わかりました。2016/06/29

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