ハヤカワ文庫SF<br> 宇宙墓碑 現代中国SFアンソロジー

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ハヤカワ文庫SF
宇宙墓碑 現代中国SFアンソロジー

  • ISBN:9784150124786

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内容説明

惑星に建てられる宇宙飛行士の墓碑に魅せられた男を描く表題作など、現代中国を代表する作家の名品12作を収録したアンソロジー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

15
最後のアーカイヴがよかった。中国人ブラピが好きなの?それともあのゾンビ映画が好きなの?2025/06/26

本の蟲

15
中国SFは『三体』だけじゃない。そんな想いから中国人が編み、英訳したSFアンソロの邦訳版。各短編のアイディアは、決して目新しいものではない。しかし訳や選考基準に「中国らしさ」を重視した作中の文化や風俗、思想は、文学における「異化」の役割を果たしていて斬新な印象を受ける。純粋にエンタメとして楽しいゾンビSF「彼岸花」と切れ味鋭い極短編「恩赦実験」。別アンソロで既読だった「宇宙の果ての本屋」がお気に入り。英訳に苦心したという固有名詞や表現も、同じく漢字文化圏の恩恵でなんなく受け止められる2025/05/04

おだまん

14
中華SFは劉慈欣だけじゃない、色々な旬の作家さんに出会えて、たくさんの魅力が詰まったアンソロジー。どれもそれぞれ心あたたまったり、くすっとなったり、考えさせられたり。2025/06/18

もち

10
「俺たちから離れるのはその子のためなんだな?」◆ゾンビが人間を追い落とした世界。肩に植物を宿した個体が、人間の女性との交流を試みる。食料を運び、脱出を手引きし――。真相が二人を裂き、思惑の花は咲き、あり得た未来を割く。(『彼岸花』)■バランス良く揃えた中国SFアンソロジー。惑星のネーミングから練り上げた圧巻の恋愛SF、兵士の覚悟と顛末に息を呑む軍事SF、火星の春節をめぐる過酷な帰省SFなど、粒揃い。B級のメタな笑いと思わぬどんでん返し、王道の感動まで叩き込む、全部盛りゾンビSFに感服した。2025/05/05

イツキ

5
編者が中国SFの様々な種類を紹介したいと言っているだけあり非常に個性豊かなアンソロジーとなっています。中国人の国民性や文化などに深く根ざしたものもあればゾンビ映画をイジりながらコミカルに進んでいくゾンビ物まであり非常に面白いです。中国の文化に疎くても各作品のあとに編者による簡潔でわかりやすい解説がついているのでそれもありがたいですね。2025/05/17

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