内容説明
降り注ぐ火山灰の下で愛を交わすカツオドリの数をかぞえ、学問のためならネコの糞の採集にも精を出す。「子ども科学電話相談」で華麗なる回答を決めたかと思えば、鳥類からカッパに進化するプロセスに思いをはせる。ああ、鳥類学を普及する天竺までの道は曲がりくねって――楽しい! 累計20万部超の大人気「理系蛮族」エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
104
面白ーい。相変わらず文章が冴えてる。小笠原での調査中心。最新刊2025/09/03
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
80
(2025-119)【図書館本-85】鳥類学者川上先生のサイエンス・エッセイ。昭和のギャグを交えたコミカルな文体は相変わらずで、多少ギャグが滑るところはご愛嬌。鳥類の研究話もあるけど、その裏話があちこちに。西之島を始めとした離島でのフィールドワークが川上先生の研究だけど、粟島、飛島、舳倉島の「悪天候欠航」三連敗や小笠原フェリー乗り遅れで一週間待機の話があるように、離島のバードウォッチングってその危険があるんだよねえ。憧れの場所ではあるけど、サラリーマンにはそのリスクを犯すのはちょいとハードルが高い。★★★2025/08/12
NADIA
48
川上先生本4冊目。かな? すっかり私にとって鳥類学者とは「絶海の孤島に絶滅危惧種の鳥の生態を命がけで調べに行く変人」と刷り込まれている。セキセイインコと小桜インコを飼っていたことがあり、鳥には愛着があるので、やっぱり同じカテゴリーの鳥が絶滅するはなんとか防いでもらいたいと応援している。だが、川上先生が学生時代に絶滅の危機に瀕していると目を付けたメジロの仲間の「メグロ」が生息地である小笠原4島でかなりの高密度で生息しているのを確認したのちの言葉「こいつは絶滅する気がないな」には吹き出してしまったよ。 2025/08/24
ぐっち
19
この本の刊行記念のバード川上氏と前野ウルド氏の対談「鳥類学者が半分で、昆虫学者がもう半分」を録画で見た。なんか同じカテゴリに分類されそうなお二人だが、リアルでは無口なウルド氏とは対照的に、本の通りの語り口調の川上氏が印象的だった。本書は、西ノ島の様子の移り変わりや、サグラダファミリアな新島や、ハンプティ・ダンプティ問題の骨拾いや島の元の姿など、鳥類学者な箇所が面白かった。あと「こども科学電話相談」も良かった。西ノ島は引き続きどうなって行くのか知りたい。2025/07/13
とんかつラバー
19
研究者というとその道に狭く深くってイメージだが、氏の場合、学会の準備や子供向けのラジオ番組の回答など「鳥のことを一般人に噛み砕いて説明し、興味を持ってもらう」事も仕事。コミュ力、企画力、行動力、想像力…いろんな能力が必要。相変わらずのバード川上節が炸裂だが、初めて読むなら無人島での命がけの調査が書かれた「無人島、研究と冒険、半分半分。」のほうが読みやすくておすすめ2025/06/16




