内容説明
個人的でありながらも共通する体験でもあり、連帯する基盤ともなるフェミニズムとの出会いを綴るリレーエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりまき
15
2025(107)よい!安達茉莉子さん、石原真衣さん、上田久美子さん、小川たまかさん、長田杏奈さん、小田原のどかさん、金井冬樹さん、鴻巣麻里香さん、高島鈴さん、武田砂鉄さん、長島有里枝さん、能町みね子さん、野中モモさん、藤高和輝さん、星野概念さん、松尾亜紀子さん、松橋裕一郎(少年アヤ)さん、水上文さん、森山至貴さんの19人のエッセイ。それぞれの価値観を知ることができてとても参考になりました。性別とか年齢とか職業とかカテゴリが多くて、難しい。 2025/05/02
ERIN
6
私の個人的な体験や痛みだと思っていたものが、実は社会構造だったりもっとマクロ的なものに起因していて、それらの知恵が蓄積されている分野…それがフェミニズムの気づきだった。ジェンダー論など、考えとしては知っているが知識どまりだったもの、ぴんと来ていなかったものが、より具体の個々の話として編集されている。今まで見えていなかったもの、見ようとしていなかったもの、見るのを避けていたこと、なんだかそれらを気づかせてくれるような文が多かった。とはいえ、まだ自分の中で咀嚼しきれてはいない。2025/05/19
comet
4
距離感がわからなくなっていたフェミニズム。わたしたち、が心強く響く。時代性別関係なく連帯して、わたしであり続けたい。相手を勝手に属性にあてはめることをやめたい。納得できないことに抗い続けたいし、小さくてもポーズを発信し続けたい。相手をもっとわかりたいという気持ちで、手をつなぐことが、私にとってのフェミニズム。 2025/05/17
Go Extreme
2
「男」という鋳型や鎖で繋ぎ止められ飼い馴らされる感覚 過酷な労働や差別がありながらも希望を失わない恰好いい女 人集めや取材の渦の中で沈没していった感覚 「常識」や「〜らしさ」というトローロジーのような曖昧さ ジェンダー表現を純粋な好奇心から始めた実験 女だから説という新しい視点が眼鏡をかけたような衝撃 ソフトガールや専業彼女という危険すぎる賭け 女性同士の「わたしたち」という無敵の感覚 複数のレイヤーが重なって一人の人間を形作る 患者の内面を完全に理解することの不可能性 他者の大切なものを無視する暴力性2025/05/06
よっちん
1
研究室2025/05/14