内容説明
“アンパンマン”を生み出したやなせたかし・暢夫妻をモデルに描く、愛と勇気の物語
“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと妻・暢をモデルにした連続テレビ小説「あんぱん」を完全小説化。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描く、愛と勇気の物語。
時は昭和の初めごろ。高知の町を元気に走り回る少女がいました。「ハチキンおのぶ」こと、朝田のぶです。一方、幼い時に父を病気で亡くした柳井嵩は、高知の伯父の家に引き取られます。転校先の小学校で2人は出会い、友情を深めていきます。数年後、二人はそれぞれの学校に進学。戦争の足音が近づくころ、のぶは軍国少女として国のためにつくします。やがて戦争が始まり、嵩は出征。二人は戦争に翻弄され、何が正しいのかわからなくなっていくのでしたーー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
56
みなさん、朝ドラ「あんぱん」は視聴されてますか?今田美桜さんと聞くと、つい2021年前期の朝ドラ「おかえりモネ」のお天気キャスター・神野マリアンナ莉子役を思い出してしまい、朝ドラヒロインはできるのかな?と思ってました。しかし実際にドラマが始まってみると、今田さんはNHKのオーディションを突破しただけあって、歴代のヒロインに劣らぬ活躍をしているように思えます。本の感想になってなくてすいません。2025/04/18
あきあかね
15
「「···餓過飢會改變人(空腹は人を変えてしまう)」 老婆の静かな眼差しにとらえられ、康太は声を上げて泣いた。卵を茹でたお湯の湯気が、窓の隙間から差し込む光に漂っている。それは、この残酷な世界に残された、最後の優しさのようだった。」 ドラマのノベライズというと無味乾燥な骨格、骨組みのようなイメージがあったけれど、本書は丁寧な情景描写により、テレビドラマの映像を的確に肉付けしてくれる。中国大陸での戦争で食料が尽き、民家に押し入って銃剣を突きつけて食べ物を要求する日本兵に対し、老婆は唯一残された卵を⇒2025/06/23
三日月
6
毎日楽しみに泣いたり笑ったりしながら見ているNHKの朝ドラあんぱんのノベライズ本。ネタバレ嫌なので毎回放送後に読んでた。前半終了し、いよいよ、のぶと崇の話が始まりそうな後半へ。2025/06/27
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