集英社文庫<br> 偽装同盟

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集英社文庫
偽装同盟

  • 著者名:佐々木譲【著】
  • 価格 ¥1,067(本体¥970)
  • 集英社(2025/04発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087447408

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内容説明

日露戦争に「負けた」日本。 ロシアの属国と化した地で、男は、警察官の矜持を貫けるのか――日露戦争終結から 12 年たった大正 6 年。敗戦国の日本は外交権と軍事権を失い、ロシア軍の駐屯を許していた。3月、警視庁の新堂は連続強盗事件の容疑者を捕らえるが、身柄をロシアの日本統監府保安課に奪われてしまう。新たに女性殺害事件の捜査に投入された新堂だったが、ロシア首都での大規模な騒擾が伝えられ……。「もうひとつの大正」を描く、入魂の改変歴史警察小説、第二弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

17
シリーズと知らずに図書館に予約しました。難しかったけど、面白かったです。女性殺人事件から 始まり他の殺人事件も絡んで、どう纏まるのか?と思いましたが、佐々木さん、流石です。しかし 女性を殺したのが あの人だったのか! 片思いから 憎しみに変わるのは怖いですね。2025/07/19

たかあき

4
前作「抵抗都市」を読んだ時に「満足ではなく納得だが次が楽しみ」と感想を書いたようだが、続編の今作では更に「満足」から遠のいてしまった。題材に対して味付け以前に料理の方向性が誰も望まない方向に行ってしまっているような。まあ改変物の歴史小説ではなく歴史改変物の警察小説なので、実はこの方向性が正しく自分が無い物ねだりをしているのは重々理解してはいても、何か勿体なく感じる。 またやたら詳細な地理描写だが、地理感がある自分には分かり易いが、そうでない場合は面倒くさいだけなのではないか?2025/04/25

ねぎまぐろ

1
★★2025/05/27

goodchoice

1
一番難しい大正から昭和の時代を背景に、ロシア軍が駐留しているという設定は面白い。が、ちょっと読者にとっての共鳴感が薄く、今一歩の感がした。2025/03/28

辻井凌|つじー

1
並行する事件や証言がどこでどう結びつくか。最後まで分からない。警察小説としておもしろい。その上で、ロシア統治下の東京でロシア本国の革命の足音を聞くといういささか不穏な歴史if設定がたまらない。前作の『抵抗都市』と同じく一気読み間違いなし。 https://note.com/nega9clecle/n/n88c5556190cc2025/03/11

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