集英社文庫<br> 布武の果て

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集英社文庫
布武の果て

  • 著者名:上田秀人【著】
  • 価格 ¥1,122(本体¥1,020)
  • 集英社(2025/04発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
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  • ISBN:9784087447385

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内容説明

永禄11年、織田信長が足利義昭を奉じて上洛する。貿易による富で自治を貫く堺の納屋衆、中でも今井宗久、千宗易、津田宗及は天下の趨勢を見定めようとしていた。納屋衆内では、新興勢力である信長に賭けることに反対の声もあがったが、次第にその実力を認めていく。一方、今井、千、津田は信長から茶堂衆に任じられ、茶の席で武将たちの情勢を探り、鉄炮や硝石の手配を一手に握るようになっていた。天正8年、石山本願寺を降伏させることに成功した信長の天下は、目前に迫っていた。しかし、徳川家康の腹心で一向宗徒の本多弥八郎が怪しい動きを見せはじめ……。茶室を舞台に繰り広げられる、圧巻の戦国交渉小説!

目次

第一章 天下人の産声
第二章 近づく戦火
第三章 新たな関わり
第四章 急転する情勢
第五章 崩れた思惑
第六章 遠謀の足音
第七章 蠢く影
第八章 一気呵成
第九章 嵐来る
第十章 合わぬ動き
最終章 決意交錯

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

納間田 圭

122
乱世を生き抜いた商人達。貿易経済特区と化した”堺”。纏める納屋衆の…武器は一に情報、二に情報。下克上の世の流れを読み…誰に付くか取捨選択。そして天下人になりえる人物を見極め…その性格や習性を把握。利用するのは… 身分に関係なく親しくできる”茶の湯”の世界。欠かせなくなってきた…最先端武器”鉄砲”と火薬原料”硝石”の貿易の仕切り。もしかしたら…信長の失敗は海の向こうまで欲しがったことかも。当初の目的の国内だけで我慢してれば…本能寺の変は無かったかも。それは秀吉もしかり。で、それを学習したのが家康ってこと。2025/03/16

Moish

3
最近、信長・秀吉・家康周辺が主人公の歴史小説を読むことが多くなった。数ある作品の中、「堺の商人たちから見る戦国武将」という切り口が新鮮だったため、手に取った。ただふたを開けてみると、それぞれの歴史的出来事に対して、主に3人の商人が、武将たちから直接聞いた話や、推理、感想を語り合う、というパターンが繰り返されるだけになっていて、正直、いまひとつだった。歴史小説のダイナミックさに欠けるし、かといってミステリーでも、経済小説でもない。消化不良。2026/03/08

ぱる

3
分厚い文庫本でしたが読み切りました。堺の商人 今井宗久を中心に、千宗易 津田宗及から見た織田信長が描かれていました。商人というのは軍略家のごとく先を見る力があるんだなと思いましたし、本能寺の変は、こうした思惑でおきたのかと、新しい解釈も面白かったです。結果がわかっている話なので、飽きないように少しずつ読みました😆 ただ、解説に信長を英雄しがちな日本人というふうに書かれていたのが、あれ?って思っちゃったかな。2026/01/10

緑つばめ

2
信長が目指した天下布武を商人や茶人達の目から見た物語。どの時代でも自分達が生き残るために先を観ながらどう権力者と付き合うか、誰を選ぶかは大切。今の自民党の権力争いや世界各地での戦争も同じ事かなと思う。2025/09/14

のりさん

1
三好か信長かという所が一番ハイライトだった気がする。松永、荒木等の叛乱、本能寺の変の解釈はちょっと無理があるかなと思ったけど、エンタメ的には十分楽しめた。2026/01/09

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