内容説明
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堤中納言物語は、それぞれの物語の作者や成立が別だと見られる上に、鎌倉・室町時代古写本を欠くのが謎を深くしているが、そうした中で本来の形態とおぼしい十冊本のうち、まさに霊元天皇に溯る高松宮本の風格と気品。詳細な解説と書写関係が近接する桂宮本との厳密な校異付き。
目次
本文(外題による)(花さくらおる少将
このつゐて
虫めつる姫君
ほとほとのけさう
あふさかこえぬ権中納言 ほか)
解説(天喜三年六条斎院〓(ばい)子内親王家歌合
作者・編者について
題号の由来
短編物語の内容
諸本と編序について ほか)