内容説明
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三十一字とは思えない深く広く遥かな時空を表現した新古今時代(1190‐1242)の歌のあり方とは。新古今時代の本歌取と題詠、またそこから派生し周縁に広がる問題を、この時代の歌と、歌に関わる表現方法から解き明かす。
目次
第1章 新古今的本歌取と同時代歌人の影響
第2章 『通具俊成卿女歌合』考
第3章 中世初期における女性歌人の位置
第4章 『最勝四天王院障子和歌』考
第5章 『内裏名所百首』の万葉名所歌
第6章 『光明峯寺摂政家百首』考
第7章 『隆房の恋づくし(艶詞)』の成立-歌書の再編と享受
第8章 偽装された「説話」-『今物語』
第9章 考証と資料紹介
終章