色へのことばをのこしたい

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色へのことばをのこしたい

  • 著者名:伊原昭
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 笠間書院(2025/04発売)
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  • ISBN:9784305705242

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内容説明

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古典文学のなかの、「日本の色」世界を知り尽くした著者が、これまでに綴り、語った、小論、エッセイ、ラジオインタビューを集成。約300種類におよぶ豊穣な「日本の色」の世界を知り尽くした著者が、文学作品に見られる色の持つ役割、その背景にある文化、人々の情感、逸話などを紹介するとともに、失われゆく日本の色と日本人の感性に警鐘を鳴らす。

目次

文学と色彩
古典文学における色彩
烏羽の表〓(み)
月草摺の色-今に生きるニッポンの色
丹-今に生きるニッポンの色
葡萄染-今に生きるニッポンの色
「色へのことば」をのこしたい
四季をこえた彩り
夜会での色
秋・冬の彩り〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朱音

6
題名から想像していたものとは違うのだがなかなか興味深く読んだ。古典文学から「色」に関する言葉を拾っていくという作業は実にめんどくさい(おい!)と思うのだが。あちこちに書かれた(あるいはラジオ)物を集めているため、重複しているネタが多くちょっと途中でダレてきてしまうのは仕方ないかな。2011/08/25

なおこっか

3
石牟礼道子『沖宮』の切欠には「水縹」という色があった、その切欠になった本。ひたすら文学に現れる色を拾ってゆく、その奥深さ。色彩豊かな時代、絢爛の平安と工夫の江戸について語られる事が多いが、古代扱われる色には圧倒的に聖性としての白が多く何故か黄は少ないとか、万葉歌人の中では家持が群を抜いて色の言葉を使い鮮やかな表現をする、といった話も非常に興味深い。そして平安期、宮中はもとより貴族も自邸に染色、織物の機能を備え、とりどりの色で着飾った様は、まざまざと源氏物語の場面と結びついてきた。2020/08/14

穂口

0
こんな色って、サンプルっぽいのがついてたらよかったのに。2017/02/20

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