内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
孝標女研究の第一人者が読みとく、『更級日記』の決定版。現実に裏切られつつも夢を捨て切れなかった女の一生を、現代に蘇らせる。
目次
京への旅(あづまぢの道のはてよりも
門出したる所は
十七日のつとめて立つ ほか)
身ひとりの頃(ひろびろと荒れたる所の
継母なりし人は
その春世の中いみじうさわがしうて ほか)
弥陀のひかり(かう立ち出でぬとならば
そののちは何となく
冬になりて ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まやま
0
角川のビギナーズ・クラシックスが全文収録ではなかったので、原文も現代語訳も読みたいとこの本を手に取ったが、原文通りで細かく章立てされてるわけではないので、切れ目がなくて読みにくかった。他の本で、小分けに編集されているものを探すことにしよう。それはそれとして、解説文は勉強になりました。菅原孝標女は菅原道真公の直系の子孫なのね。へえ〜っと感心しました。2014/06/11
石ころ
0
あんまり好きじゃないかな。物語に憧れる少女には共感と微笑ましさを感じるが、晩年になってから急に神仏頼りになったり、夢と現実が入り交じるあたりが好みではない。2012/01/23