内容説明
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「旧白洲邸 武相荘」の初の写真集。
「旧白洲邸 武相荘」(東京都町田市)は、白洲次郎(1902~1985)・正子(1910~1998)夫妻が亡くなるまで暮らした家を公開したミュージアムやレストラン、ショップなどからなる施設です。戦後の日本の復興に尽力した白洲次郎は、太平洋戦争中の1943年、鶴川村(現・東京都町田市)に空き家となっていた幕末に建てられた茅葺き屋根の農家に移り住みます。この地がかつての武蔵国と相模国の境にあることから「無愛想」をもじって「武相荘」と名付けた次郎は、東京はやがて空襲で焼け野原になり、食糧難になると考え、妻の正子とともに好きなものに囲まれ、農作業に明け暮れる生活を始めました。ふたりは家屋をモダンに改装し、敷地に花や木を植え、次郎は日用品や家具を工作し、正子は好みの骨董を調度品や器に活かしました。そんな「旧白洲邸 武相荘」で感じることができる、ふたりが過ごした豊かな時間と愛した品々、四季折々の風景や場面を、写真家の浅井佳代子さんが美しい写真で捉えました。そして、長女の牧山桂子さんが両親の知られざる逸話や思い出を綴り、いまも色あせない上質な暮らしと生き方を垣間見ることができます。
※この作品はカラーが含まれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
147
本書で、旧白洲邸 武相荘の存在を知りました。格好良いイメージの白洲夫妻ですが、その住まいもライフスタイルもイケていました。仕事で近くに行く機会が多いので、何時か武相荘を訪れてみたいと思います。 https://buaiso.com/ki/info/news/19222.html2025/04/23
trazom
105
一度訪れたいと思いながら、関西からは中々足を運びにくい武相荘。その四季の様子を美しい写真と牧山桂子さんの文章で綴る一冊。調度品や草花などの細部をアップにした芸術的な写真が多いので、建物全体を俯瞰しながら白洲次郎・正子夫妻の生き様を追想したい者にとっては、少し残念な構成。武相荘に掲げられた三つの書の中で、私は「犬馬難鬼魅易」が最も好きだが、本書には、福沢諭吉の「束縛化翁是開明」の額しか写っていない。韓非子の方がよほど含蓄があると思うけどなあ…。長女の桂子さんによる季節ごとの思い出話は、味わいがあって素敵。2025/07/17
とよぽん
52
白洲次郎、白洲正子それぞれの著書を読んだことはある。この本は白洲夫妻のご息女が著された豪華で素敵な写真集、といえる。東京都町田市、現在も残され活用されている武相荘、ぜひ訪ねてみたい。四季折々の風景、邸内のしつらえ、どんな暮らしをされていたのだろうと想像もする。眼福の一冊!2025/07/11
シフォン
36
白洲次郎さん、白洲正子さんの長女で武相荘で暮らしていたことがある牧山桂子さんが武相荘での思い出話とともに武相荘の四季の様子と調度品の写真集。蛍を採ってきて蚊帳の中に入れて楽しんだり、井戸の中に入ったりした思い出には父である白洲次郎さんとの思い出も含まれていますね。日本の風景は春の桜と秋の紅葉がとても素敵(新緑や雪景色もよいのですが)、母である白洲正子さんの随筆からの参照文に「日本の四季の中では秋が一番長く感じられ、かつ変化にとんだ季節」は、今と異なるような気がして印象的でした。2025/07/18
あきあかね
18
祖父母の家が町田市鶴川にあったからか、ほど近くにある白洲次郎・正子の住まいであった茅葺き屋根の武相荘を訪れると、いつも落ち着いた気持ちになれた。竹林によって周囲の喧騒から隔絶された静寂の小宇宙。中でも、白洲正子の書斎は、こじんまりとした空間が好きな本で満たされていて、「秘密基地」を覗いているようで心地よい。 農家を譲り受けたものなので、豪邸とは程遠いが、移り変わる季節の中で、日々の暮らしを丁寧に生きるひとが持つ「豊かさ」を感じられる。雪をまとった紅梅、陽だまりの縁側の小椅子、色鮮やかな打掛、⇒2026/01/18




