内容説明
宝塚歌劇団の代名詞的作品《ベルサイユのばら》は一朝一夕で誕生したわけではない――。
「虚」と「実」、「和」と「洋」を鍵語に、戦後から1960年代における多様な挑戦的試みを追うとともに、その尽力がいかに《ベルばら》へと結実し、現在の「タカラヅカ」を形作ったかを熱誠溢れる筆致で描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まやま
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半年近く積読状態だったが、ようやく読了。ベルばら前夜の歌劇団の取り組み辺りから、知ってる演目や演出家の名前が増えてきて読み進むスピードが上がった。ベルばらの演出家植田紳爾と同世代の柴田侑宏の対比が興味深い。巻末の参考文献一覧と合わせて、歌劇団のあゆみを概観するために読んでおきたい一冊。2026/06/18
スゴロク
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筆者は、タカラヅカを学問の対象ととらえ、膨大な機関誌、公演記録、関連諸資料を読み込み、タカラヅカの二つの相克を発見した。「虚と実の相克」と「和と洋の相克」である。 この本は、実は、2023年の早稲田大学文学部の博士学位論文が書籍化されたものである。あまり、前例のないことと思う。小学生以来のヅカファンであった筆者が、半世紀にわたる観察・研究・検証の後に、研究者として、日本の文化史の中に確固たる地位をタカラヅカに与えたことは画期的なことであると思う。 2025/04/06
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