実業之日本社文庫<br> 死体の汁を啜れ

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実業之日本社文庫
死体の汁を啜れ

  • 著者名:白井智之
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 実業之日本社(2025/04発売)
  • 光るあじさい!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/15)
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  • ISBN:9784408559414

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内容説明

この街では、
なぜか人がよく殺される。
ならず者たちが謎を追う!!

ミステリ・ランキングを席巻する
鬼才が贈る、前代未聞の死体パズラー!

豚の頭をかぶった死体、
死体の腹の中の死体……

この街では、なぜか人がよく殺される。
殺人事件の発生率は南アフリカのケープタウンと同じくらい。
そんな牟黒市で見つかる一風変わった死体の謎を追うのは、
文字の読めないミステリ作家、深夜ラジオ好きのやくざ、
詐欺師まがいの女子高生、事件を隠蔽してばかりの刑事。
ミステリ・ランキングを席巻する
鬼才が贈る死体大博覧会【EXPO】、開幕!!! 
解説/東川篤哉

【目次】
前日譚 
豚の顔をした死体 
何もない死体
血を抜かれた死体
膨れた死体と萎んだ死体
折り畳まれた死体
屋上で溺れた死体
死体の中の死体
生きている死体
後日譚
解説 『死体の汁を啜れ』を削れ 東川篤哉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bayashi

15
本格ミステリ短編8編。それぞれが短いこともあり、著者ならではのブラックユーモアがより楽しめる。そういえば特殊設定じゃなかった。かと言ってリアルでもない。いいやつばかりじゃないけど 悪いやつばかりでもない。いかがわしくて(烏賊川市ではない)短絡でクールなこの雰囲気が好きです。2025/05/19

しい太

4
前日譚の狂騒的ドライブ感のまま駆け抜ける連作八篇。事件詳細と現場状況の説明はやくざと汚職刑事が担当し、情報を得たら瞬時に解を導ける探偵のお陰で全話特急でミステリが味わえるのでストレスフリーではあるが、すごい背徳的なものを読まされている感じもある。この作家は暴力的でめちゃくちゃゴアなのに描写がドライすぎて笑わせるという独自技術があるので、これだけ死体があってどの話の結末もろくでもないのに、後味爽やかだったりするのが凄い。2025/05/09

猫愚者

2
いいお出汁が出ています。2025/05/25

とにざぶろう

2
多種多様な死体の登場する連作短編集。白井智之にしてはグロ控えめか。どの話も設定が面白い。ラスト二話および後日談が良すぎる。起きている事象とは裏腹に、爽やかな読後感。だいぶ好き。2025/04/08

hirknis

1
白井智之にしては大人しめグロだったけど、いい味が出た楽しい短編集でした😋2025/04/23

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