内容説明
時代を象徴する一大経済事件へと発展したライブドア事件。フジテレビとの攻防、村上ファンド、楽天との闘い……。一連の騒動では誰がどう動いていたのか? 舞台裏の人間ドラマを描き切った話題騒然の書き下ろしルポに、事件のその後等、大幅加筆をして文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
98
ライブドア事件を扱った作品である。 この時代の堀江貴文をはじめとしたライブドア周辺の動きが蘇り、面白い。 ライブドア事件とは一体何だったのか? 堀江帝国の膨張と増長、そして変節と破滅。 同時代に名を馳せた 村上世彰、北尾吉孝などの名前も懐かしい。メディアへの買収戦の 裏で何が行われていたのか。最先端の闘いの 舞台裏が今に蘇る…そんな作品だった。2022/11/05
緋莢
18
今の若い人って、ホリエモンこと堀江貴文にどういうイメージを持っているのだろうか。ロケットの人?ワイドショーでコメンテーター(ひろゆきと同じタイプ。ホリエモンは ひろゆきと不仲のようですが)をしてる人?そんなことを考えたのが、ここで書かれている、いわゆるライブドア騒動が、約20年前だったため(その騒動の時、自分は既に成人していたので軽く眩暈が)第1章「驕る帝国」の中で、<本業にはまるで身が入らず、SFマンガのような 宇宙飛行計画に熱中する堀江>というのがあり(続く2023/08/11
月をみるもの
8
結局のところ、テレビ局や新聞はゆるゆると、しかし着実に滅びへの道を歩んでいるのだなあ。。 本業以外の部門に稼ぎを依存している現在のフジテレビの状況が、当時のライブドアに重なる。。 https://biz-journal.jp/2017/12/post_21616.html2018/10/14
のりひろ
2
主にライブドアとフジテレビの敵対的買収劇について語られている。本書を手にとるきっかけとなったのは、第7章にライブドアの経済事件でどのように不透明な取引・お金の流れが発生したかを記されていたから。この箇所については難解で正確に理解するためには再読する必要がありそう。その他の箇所については興味深く読み進めることができて、1つ1つの記述に迫力があった。 ところで、本書の続編であるとおもわれる「ヒルズ黙示録・最終章 (朝日新書)」は、Amazonでは入手できなそうだ。一体どうすればよいのだろうか。2012/09/18
りんこ
2
ライブドア事件ってああ、こういうことだったのかと、よく理解できました。非常に勉強になる一冊でした。2011/10/12
-
- 電子書籍
- 悪役令嬢はスローライフをエンジョイした…
-
- 電子書籍
- ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋…
-
- 電子書籍
- 15分の少女たち -アイドルのつくりか…
-
- 電子書籍
- 大富豪の忘れえぬ妻【分冊】 10巻 ハ…