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内容説明
北は札幌から南は鹿児島までそれぞれの地域に根差した18の「Jクラブがある風景」。第20回ミズノスポーツライター賞 最優秀賞サッカー本大賞2017 大賞受賞作家の最新作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
21
ある女性サポーター「セレ女!一緒にせんといてほしいわ!セレッソというクラブが好きで応援しているんですよ。選手の追っかけみたいに言われるのは心外やわ!」。カープ女子とか、女性のスポーツファンをそんな風に呼ぶ風潮は、もう、やめたら?と思う。ブームに一役は買っているし、選手の追っかけもそりゃそれで、ぜんぜん、まったく、いいとは、思うけど。 2017/07/17
Saku
12
最近DAZNでJ3の試合を見るのが面白い。試合内容も面白いけれど、地域性を表現したサポーターの応援や芝生で楽しそうに観戦するお客さんを見るのが好き。この光景は黎明期のJ2を見るようでとても微笑ましい。J2やJ3に所属するクラブの多くは市民クラブで地域の企業や自治体のサポートを受けながら、クラブのブランドで地域に貢献する相乗効果を産んでいるのがわかる。単に勝敗だけじゃなく地元にクラブがあることの幸せを感じられる一冊。読んで是非スタジアムに足を運んでほしい。2017/09/11
西澤 隆
8
「漫遊記」なだけに冒頭、水戸のエピソードが印象的。「時代劇・水戸黄門が終わってしまった。水戸PRはホーリーホックを活用せねば」という当時の市長の決断。この本で語られるJ2やJ3のチームのエピソードはすべてCOVID-19以前の話だけれど、それだけに「不要不急」を徹底的に封じ込めた日々に読むともっとしみじみとする。潤沢な財布を持つ地方自治体も下部所属サッカーチームもない。景気もよくない。そういった中であえて素敵な「不要不急」が作り出すまちの「!」を考える。そんなエピソードの積み重ねに僕は心温かくなるのです。2022/11/20
Melody_Nelson
7
いつもながら、宇都宮さんのフットボール愛に溢れた1冊。個人的には「ジェフ愛」が興味深かった。福島と湘南の提携など知らない事ばかりで、あっという間に読了。応援しているクラブがあると楽しいし、そのクラブが盛り上がれば地域にも活気が出るのかなー。決して勝ち負けだけではなく、ずっと見続けることによって楽しめる、そういうクラブの存在が大事なんだろう。経営は大変だというのも、本書で認識させられるが…。2017/09/03
あたちゃん。
6
表題の通り、J2、J3のチームを訪れ、サポーターやチーム関係者を取材した物語。普段はあまり陽の目を浴びないリーグを取材しているから興味深い。チームの成り立ちや、そこに至るまでの経緯など面白いです。Jリーグが好きな人しか読まないだろうけど、そうじゃない人にも読んでほしいと思う。サッカー描写もあるから、手に取りづらいかもしれないけど。2017/07/20
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