日本の助数詞に親しむ―数える言葉の奥深さ―

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日本の助数詞に親しむ―数える言葉の奥深さ―

  • 著者名:飯田朝子
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 順文社(2018/08発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784809414145

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内容説明

海にいるときは「一匹」の魚が、釣り上げられると「一尾」の魚。雲ひとつない青空、一座の入道雲、一筋の飛行機雲……日本語には、ものを数えるための言葉「助数詞」が豊富にあります。助数詞の成り立ちを知ることは、先人たちの価値観を知ること。火鉢の数え方からメールの数え方まで、258種類の助数詞を語ります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

友蔵

17
読んでみると、物の数え方と由来に日本人の感性の鋭さと文化の奥深さを感じる。自分自身も物の数え方(助数詞)についてふと考える事があるが、今回読んでその多様さに改めて驚かされる。そしてこれらは、今もこれからも進化し続ける。言葉は時代と共に変化しながら生き続けるんだなぁと実感する。願わくは、日本語の持つ美と品も生き続けてほしいものだと思う。2017/07/20

ぽけっとももんが

12
日本語の助数詞は、約500種類あるのだそうだ。日常的に使われるのはその中でも120種程度、そういう言葉に関心のない人でも50種くらいは使い分けているらしい。すごいぞ日本語。薬を一錠か一本かで、それが錠剤なのかアンプルなのかがわかる。便利だけれどもこれを後から学ぶのは大変だろうなぁ。一朶の雲、という表現は美しい。なんでも一個で済ませてしまうような未来にはなりませんように。2018/09/25

きたさん

7
辞書ほど明確には書かれておらず、かといってエッセイのようにエピソードトークがあるわけでもなし。基本的には「こういう助数詞もありますね。こういう使い方もできますよ」という書かれ方をしているものが主なので、知っておくと心が豊かになる、という感覚で読みました。日本語の深さを堪能できる本でした。2017/02/07

midorino

6
今まで助数詞について意識して考えたことがなかったけれど、こんなにたくさんの種類があったとは。数を数える時のオマケくらいにしか考えていなかったけれど、助数詞で補われる情報量の多さや、使う人の意識によって助数詞が変わってくることに驚いた。恥ずかしながら花が生い茂っているところを「朶」という助数詞で数えることを初めて知ったのだが、情景が浮かぶようで気に入った。2017/03/27

月華

6
図書館 図書館で借りたので、このようなおしゃれな帯がついていたんだ、と画像を見て思いました。フルカラーのかわいらしいイラスト付きでした。あとがきに助数詞は進化し続けているとありました。2016/11/08

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