内容説明
私たちがいま話している日本語は、どんなにありふれた単語でも、かつて誰かが生み出し、いまに至るまで使い続けられてきたもの。つまり、由来を持っています。たとえば「住む」とは、心が<澄む>状態で過ごせること。「前」の「ま」は<目>、「え」は<方向>。自分の目が見据えている先が「前」なのです。由来をひもといて出会えるのは、先人たちの優しさ、知恵、ユーモア……。雅な言葉だけが“美しい日本語ではありません。いつも話しているふつうの言葉を見つめ直してみませんか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KEI
42
普段何気なく使っている言葉の語源を探ると、こんな意味があって、それは太古の時代から使われ、こなれ、伝わって来たものだとわかる時、日本語の豊かさやそれを伝えたいにしえの人の思いを感じます。そんな言葉のいくつかを2.3頁で分かりやすく説明されていて、言葉に対する捉え方が変わります。例えば「もみじ」は「もみづ」と言う動詞が語源。それは「揉みいづ」で、染料の無かった時代木々の紅葉が神が木々の葉を揉んで色を出したと考える時、何となく眺めていた紅葉も違ったものに見えてくる。。等。言葉の成り立ちに興味が湧いた本でした。2017/07/17
ナディ
28
言葉の由来、に引かれて読んでみたが、読了感は疲れた。由来や語源についての説明が、なんというが、私には合うものが少なくて、しんどくなりながら読了した。何となく重い。2017/03/15
デビっちん
27
何気なく使っているありふれた言葉も、その語源や背後にあるストーリーを知ることで、その一語一語がかけがえのないモノに思えてきました。かつての誰かがそれに気づき、多くの人々によって受け継がれ、育まれてきたことから、日本人の感性の豊かさ、美しさに深く感じいってしまいました。今こうして同じ言葉を使えることに感謝ですね。2017/05/28
katsubek
25
しばらく言葉についての書が続いた。本書もそう。言葉の由来や語源を探すのはとても楽しいと思う。私自身、そういうことに少しは知識があるつもりであったが、何をかいわんや、である。もっともっと勉強せねば。というわけで、読んでいて楽しかった。帯に「成り立ちを知ると、何気ない一語が輝きだします。」とあり、まさしくその通り。知ることの楽しみを十二分に味わわせてくれた。まだまだ知る楽しみを味わっていけるにちがいない。まことに、言葉に対するいとおしみを実感させられる書である。2017/07/16
Fiver
13
普段なにげなく使う言葉も、由来を知ると実は奥深くておもしろいです(*´`*) 言葉って大切。自分に自信がもてない時があったとしても。ほのぼのと…にこにこと…そんなふうに生きていこう。2018/12/05
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