内容説明
夜明け前の「前」、江戸期に脈々と息づいていた〈みやび〉の種々相のひと齣。美濃加治田の豪商平井冬音らによる歌道研鑽のものがたり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PETE
3
江戸時代前半の、殿上人から伝授を受けた歌人たちが、生計の足しとして和歌の通信添削を行っていた証拠となる資料が大量に出たことから、その分析を行った論文の一般向け版。濃尾平野北端の村の豪商が京都と通信しながら行っていた出版活動も示されていて、楽しい読書になった。2025/03/26
Go Extreme
1
都への憧れを秘めた人々の学び 雅俗共存の江戸文化 飛脚便を利用した和歌の添削 加点詠草に残る生々しい添削の跡 上方地下→地方・和歌の伝播 複数の師に点を仰ぐ八代冬音 わずか19歳での歌学研鑽の始発 師の点の数を競い合う実作修練 てにをはは心を表現する重要要素 師による歌の欠陥を病に例える指摘 同一和歌に対する異なる点者の添削比較 門流の確保・拡大という組織上の戦略 地方における最新かつ最高の和歌の学び 通信添削→各階層の知的レベル向上 文化史の空白を埋める上方地下の活動 加治田・300年前の地域貢献2025/04/30
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