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内容説明
とある総合病院の職員用住宅に住む真琴は、医者の父と家庭を支える母に囲まれ温かく過ごしていた。
自分も父のような医者になるため、中学受験に備えピアノの習い事もやめた。
そんなある日、同じマンションに住む研修医・弦木(ルビ:つるき)と出会うことで、真琴の価値観は大きく変わっていくーー。
表題作「土曜日の三重奏」に加え、苦く切ない筆致で老いを描いた読み切り「欠ける月」を収録!
さらに電子版限定特典として描き下ろし3P漫画つき!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zoumurasan
2
ピアノが好きだけど受験で弾けない男の子とその母、同じ集合住宅(社宅?)に住む研修医の3人がそれぞれ主人公になった話が3本と、認知症になった一人暮らしのおばあさんの話が1本。3人の話は最後良い方向に向かってくれて安心した。ピアノが好きで弾くのも上手いというのはそれ自体が才能のような気がする。2025/05/12
クマリカ
0
所謂毒親 過干渉で独善的で愛情を欠いており世間体のみに価値を置く その子達の苦しみをこれでもかと描く 実は認知の歪みがあって全て事実なのかは謎 もちろんそれもまた毒親のせいではあるのかもしれないのだけど 反抗期を経てないための自己確立の無さは 結局いつかは自分で卵の殻を割らなければならない 読むのしんどいお話 巻末のおまけはさらにキツイ 2025/04/06