日本経済新聞出版<br> 戦闘力 なぜドイツ陸軍は最強なのか

個数:1
紙書籍版価格
¥3,300
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

日本経済新聞出版
戦闘力 なぜドイツ陸軍は最強なのか

  • ISBN:9784296113583

ファイル: /

内容説明

【強さの根源に迫るかつてない組織論】
軍事的手段としての軍の価値は、「戦闘力」×装備の質と量となる。戦闘力は精神的、知的、組織的な基盤に依拠し、規律と団結力、士気と主導権、勇猛さと頑強さ、戦闘意欲と必要ならば死ぬ覚悟といったものを様々に組み合わせた形で体現される。何が戦闘力を生み出しているのか。『戦争の変遷』『補給戦』などで著名なクレフェルト教授が、賞賛に値する水準まで戦闘力を発展させた歴史上の組織である、第二次世界大戦のドイツ陸軍に着目。同時期のアメリカ陸軍と比較して戦闘力の根源に多角的に迫る。

目次

第1章 問題の所在

第2章 民族性の役割

第3章 軍隊と社会
  軍隊の社会的地位  陸軍の社会構造  社会移動の梯子

第4章 ドクトリンと戦争のイメージ
  
第5章 指揮の原則

第6章 陸軍の組織
  一般的原則  参謀と司令部の枠組み  師団の構成  師団単位人員数

第7章 陸軍の人事行政
  一般的原則  人的資源の分配と配置  訓練  補充兵

第8章 戦闘効率の維持
  兵員の教化  交替勤務(ローテーション)  精神的傷病者  衛生部隊

第9章 報酬と懲罰
  給与  休暇  勲章  軍事司法制度  兵士の苦情申し立て

第10章 下士官

第11章 統率と士官団
  イメージと地位  選抜  訓練  昇進  余論――参謀本部制度  人員数と配置  戦死者

第12章 結論
  ドイツ陸軍についての考察  アメリカ陸軍についての考察  軍事組織の本質についての考察
  技術の影響についての考察  戦闘力についての考察

訳者解説(塚本勝也)

官僚制機構の設計と指揮官たちの創造性(早稲田大学教授・沼上幹)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

15
第二次大戦時のドイツ陸軍とアメリカ陸軍を比較することで、独軍の強さの要因に迫った一冊。ドイツが「戦う」ために特化した組織作りをしていたのに対し、アメリカは兵士を「管理」する姿勢であったのは興味深い。アメリカ流の数理モデルを使った合理的な管理が、戦争という異常事態で機能不全を起こす様はもはやコメディ。知的能力で合理的に任務を割り振った結果、後方勤務にばかり優秀な人材が集まり、前線からクレームがくる始末。ただ最終的に勝ったのはアメリカであり、「戦闘力」だけが戦争に勝利する絶対的な条件ではないことも確かである。2025/04/19

nizi

6
なんだこのだせえ副題はと思ったが、クレフェルトの著作なので買ってしまった。WW2のドイツ国防軍と米軍を比較して違いを数値化し、戦闘能力にどのような影響があったかを論じた内容。原著は1981年刊行なので恐らくは最新の研究に当たってないと思われるが、十分読み応えがある。興味深かったのは、独軍が軍法会議で死刑を下し、執行した数。12000弱いるんだけど、多いのか少ないのか。あと武装SSは無いんですか(空軍野戦師団は含まれているっぽい)。2025/07/05

八八

4
『補給戦』で有名なクレフェルトの古典的著作の邦訳である。タイトルにあるように、本著は、第二次世界大戦においてドイツ陸軍が、開戦から、苦境に陥った最後まで、強固な戦闘力を発揮できたのかについて、アメリカ陸軍との比較を通しながら、いくつかの観点より分析する。80年代の著作であるが、後継の研究であるムート『コマンド・カルチャー』において、現在では間違いも散見されるが、批判に耐えうる著作であると評価されており、一読の価値はあるだろう。更に理解を進めるならば、上述の『コマンド・カルチャー』を併せて読むことを勧める。2025/04/20

Go Extreme

2
規律と団結力と死をも厭わない気構え 速度と部隊間の緊密な調整 勝利への意思 自らの判断による行動 強固かつ柔軟な部隊構造 事前と事後のバランス 強力な専門家集団 社会的な偶像 精神の貴族への転換 戦争の重圧に相当するストレス 人間で分散化 非人間的で中央集権的 部下の申し立て支援 日常の困難が兵員の重荷 補充所症候群 実践的知識の伝達 戦闘力維持の困難さ 戦うことが主要機能 地域性による結束確保 決定的地点での戦力集中 主導権を末端レベルまで付与 戦争を予測不可能なものと捉える姿勢 明確な意図に基づく指揮2025/05/09

吉田よしこ

0
★★★★☆2025/05/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22483990
  • ご注意事項

最近チェックした商品