内容説明
スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か――恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
153
電子機器の扱いに長けていることと、それを用いたコミュニケーションに長けていることとは、また別の話である。スマホはコミュニケーションの拙さを増幅する装置でもあるように私には見える。p.37 リアルな歌会に参加してみたくなりました。2025/09/29
zero1
151
読む価値がある。生きている限り言葉について考えたい。📚️感心したのが俵さんの学ぶ姿勢。息子さんや芝居(第三舞台、夢の遊民社)、ホストの歌会。ラップに「光る君へ」、AIなど。どんなことからも学び、取り入れる柔軟さは見習いたい💦。スマホとコミュ力。ハラスメントに各種クソリプの分類など多様な視点で言葉を語る。【日本死ね】の炎上も言及。【言葉の濃度】に谷川俊太郎が【言葉を疑う人】だったこと。彼から見た俵さんは【現代詩の敵】。賢い人は【笑顔、正直、誇り】を兼ね備える。📚️名言多数(後述)。2025/07/05
けんとまん1007
147
ネット上に情報が溢れかえり、SNSからの発信も膨大。コスパ・タイパばかり言われる今の時代。だからこそ、言葉の持つ力が大切というのは全く同感。一つの言葉を大切に考えること、それは、自分の生き方・日々の暮らし方につながると信じている。大前提として、相手・周囲への心配りがあり、相手・周囲への敬いがあるのだと思っている。そう思うと、相手・周囲の言葉の受け取り方が、随分、変わってきたと思う。2025/09/14
まえぞう
136
俵さんの言葉に関するエッセイです。サラダ記念日、くらいしか思い浮かべませんが、少しは言葉を大切にしてみようかなと思わせてもらえました。2025/06/10
七草
105
とても有益だった。俵さんは歌人なので、言葉を大切にされ、考察も深く、読みやすかった。石垣島での子育て、宮崎県の山奥の中高一貫校の話も示唆に富む。日頃から時事川柳を考えているので、言葉に関してとても勉強になった。とくに短歌に関しては、ラップとの共通点、和泉式部の恋の歌など、目から鱗の数々。俵さんの短歌「最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て」が介護や大事な人との別れにも当てはまり感銘を受けた。良い意味での氷山の一角の輝く氷の部分。言葉は繊細で面白い!2025/09/06




