新潮新書<br> 生きる言葉(新潮新書)

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新潮新書
生きる言葉(新潮新書)

  • 著者名:俵万智【著】
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 新潮社(2025/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106110832

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内容説明

スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か――恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zero1

79
読む価値がある。生きている限り言葉について考えたい。📚️感心したのが俵さんの学ぶ姿勢。息子さんや芝居(第三舞台、夢の遊民社)、ホストの歌会。ラップに「光る君へ」、AIなど。どんなことからも学び、取り入れる柔軟さは見習いたい💦。スマホとコミュ力。ハラスメントに各種クソリプの分類など多様な視点で言葉を語る。【日本死ね】の炎上も言及。【言葉の濃度】に谷川俊太郎が【言葉を疑う人】だったこと。彼から見た俵さんは【現代詩の敵】。賢い人は【笑顔、正直、誇り】を兼ね備える。📚️名言多数(後述)。2025/07/05

まえぞう

57
俵さんの言葉に関するエッセイです。サラダ記念日、くらいしか思い浮かべませんが、少しは言葉を大切にしてみようかなと思わせてもらえました。2025/06/10

あや

54
俵さんご自身は蒸し返されるのは迷惑と思うけど、例の流行語大賞に「日本死ね」を選ばれて集中砲火を浴びられた時のことが書かれていて、そのことを冷静に振り返っておられる。確かに「死ね」という言葉を安易に使うものではない。しかしそういう言葉を発さざるを得なかった保育園を落ちた方のお立場に立ってみて考えてほしい。私の周囲でとくに「死ね」という言葉に過剰反応したのは男性ばかりであった。そして俵さんはその矢面に立った。そして今の日本はどうだろう。加速度的に少子化が進んでいる。一億総SNS時代議論に向かないツールでどう→2025/06/15

あみやけ

48
さすが、言葉の、いや、日本語のプロ😌日本語ネイティブで良かったと改めて。言葉は本当に何よりの武器かも知れないし、宝かもしれません。もちろん裏付ける行動が必要ですが、それを含めて人生や生き方ですね。本気で短歌も楽しみたくなりました。読むことも詠むことも。まずは俵さんの短歌解説本を読みます。万葉集とかも面白そう。俵さん再認識のきっかけは三宅香帆。こちらも日本語のプロ。読むことも書くことも話すこともやっぱり楽しい日本語。ただ、基本は聴くことか。老若男女と言葉を、行動を、表情を通して。やっぱりヒトはすごい。2025/06/01

niisun

45
『百人一酒』以来の俵万智さん。呑兵衛の私としては俵さんのお酒にまつわる話も良かったですが、やはり、生業とされている言葉の話に興味を惹かれますね。“気分のアガる表現”では短歌とラップの韻踏みや破調の話。“言葉が拒まれるとき”では、ネットで話題になった「クソリプの分類図」の話。“言い切りは優しくないのか”では、SNSならではの「マルハラ」の話などなど、いろいろ面白く読ませて頂きました。「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」の『サラダ記念日』から28年。言葉もどんどん変わって行きますね。2025/07/08

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