ようこそ瑕疵ある世界へ - 臨床心理士佐伯翼の怪奇ファイル

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ようこそ瑕疵ある世界へ - 臨床心理士佐伯翼の怪奇ファイル

  • 著者名:佐伯つばさ
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • サンマーク出版(2025/03発売)
  • 初夏を満喫!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン (~5/18)
  • ポイント 375pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784763142092

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内容説明

謎の怪奇事件に巻き込まれる学生たち。
変わり者の心理士が真相に迫る「臨床心理学×ホラーミステリー」

――僕、怪異譚は好きだけど、
臨床の現場に出ているときはすべてを信じないよ。
なんとしてでも理屈をつける。
科学に基づかない医療は危険でしかないからね。

星森大学心理学部臨床心理学科の教員、佐伯翼。
趣味で怪談を蒐集する変わり者。
佐伯ゼミの学生である多度結良と沖山修一が、
謎に満ちた怪異事件に次々と巻き込まれ……。
心理学の知識とカウンセラーの観察眼で、不可思議な事件の謎を看破する。

結良はボランティアで参加した施設で「山で幽霊を見た」という
女子高生と出会う。女子高生の心の傷、
そして“幽霊”の正体とは?(――秘密)

「毎晩この部屋で亡くなったおばあさんが現れる」と怯え、
引きこもりになっている大学生。
“心理的瑕疵物件”であるその部屋には
すべてを覆す「嘘」が隠されていた。(――優しい嘘)

7つの連作短編、
そして最後に明かされる恐怖とは――。

現役の大学教員であり、怪談蒐集家が描く
臨床心理学×ホラーミステリー、ここに開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

61
心理学×ホラーミステリの魅力的な掛け合わせ。臨床心理学の准教授・佐伯翼と不可解な謎。怪談なのか心の病なのか、それとも不思議な偶然なのか…最後の最後までわからないのがもどかしくも逆に引き込まれる連作短編集。都市伝説が原因で部屋から出られなくなった男、迷い犬から明らかになる奇妙な消失事件、心理的瑕疵のある物件に夜な夜な現れる老婆の霊など研究室へ持ち込まれる謎を変人の佐伯が解釈する。誰もが持つ心の傷、そして怪異はこの傷に入り込む。瑕疵のある世界へ次に迷い込むのは誰なのか?タイトル回収も秀逸な新感覚の物語だった。2025/05/15

kana

19
いい!!怪異×心理学ミステリー。いわゆる怪談系の小説とは一線を画すのは間違いなくミステリー小説としても意外と新鮮。プロットに小技が効いてたり、会話に伏線が張り巡らされていたり、知的な会話で魅せてきたり、各キャラが深堀されて好感が増したりで「怖さ」にとどまらずエンタメ小説としての工夫も十分。タイトル伏線回収しつつ、各話で不思議だった先生の言動の思惑が明らかになるエピローグはうわぁなるほどと納得。本筋から逸れるけど佐伯先生のティーカップにサボテン植え替えさせる流れが絶妙な嫌がらせで大好きです。2025/04/04

ap_yu

8
様々な怪異や不思議は体験談を心理学で紐解いていく。 怪異じゃなく、心理的なものだったのかって思ってたら、全ての章のラストが不穏な感じで終わり、えっ?本当に怪異だったの?どういう事?とモヤっとした。 怪異と心理学の組み合わせがすごく面白かった。2025/04/12

親知らずは存在しない

1
好きな怪談師さんが実話怪談系小説を執筆されたというのでこれはもう買って応援! なんという多才な…いつ寝てるんだよ… 登場人物のキャラクターが立っており、誰をモデルに描いているのかも一目瞭然だったり、全体的にラノベっぽいテンションで読みやすいのできっと普段読書しない層でも読めます! ただわたしは長くて暗くて重くて嫌な怪談が好きなので、物足りなかった…爽やかすぎた…2025/04/12

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