アントン・ブルックナー

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アントン・ブルックナー

  • ISBN:9784393932377

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内容説明

最新の知見にもとづいて従来の逸話や人物像を検証。19世紀という時代を生き、遅咲きではあったが“交響曲作家”として成功したその確固たる歩みをつぶさに追う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

20
第九交響曲のアダージョの終盤の頂点で鳴り渡るのは、本書によれば十三の和音、即ち属七和音の上にさらに三つ三度音程を加えたものだそうだ。人生の総決算のような最晩年のこの曲が、円満や枯淡とは程遠く、このように恐怖さえ覚える過激な和音で締めくくられているのがこの作曲家の真骨頂なのだと思う。厳格なソナタ形式を踏んでいるかに見えて、時々思いがけない展開や意外な和音が聴かれる。人生においても、不器用で引っ込み思案で世渡りが下手な一方で、ここぞというときは大胆に自分の意思を通して誰にも譲らない人となりがうかがえる。2026/04/21

ひろみ

12
図書館でバチっと目が合いました。意外と弾く機会が多い作曲家ですが、うんざりすることも多く…(笑) 少しお近づきになろうと一読しました。 もっと純朴な信心深さを想像していましたが、常に傍にキリスト教があった一方、がんばって出世の階段を登っていく現実的な面もあったようです。xxxx年稿や、ノヴァーク版、ハース版と入り乱れる経緯もなんとなくわかりました。当時から、長すぎる、グロテスク、と言われていたそうで、現代の感覚とあまり変わらないようです。2025/01/04

どら猫さとっち

9
ブルックナー生誕200年を記念して刊行された評伝。著者はドイツの音楽学者。ドイツ語のサブタイトルが「音楽のある人生」(直訳)とあって、ブルックナーが音楽と生きた人生や作品の背景などが詳しく描いてある。純朴で風変わりな天才、生前は理解されずにいた。作品も改訂していたというから、試行錯誤をものとした完璧主義者だっただろう。本書からブルックナーの世界にハマるのもいい。2024/12/17

植岡藍

3
ブロムシュテット氏が帯と文章を寄せているとなっては読むしかない。ブルックナーの人生は朧げにしか知らなかったが、時代背景とともに面白く読めた。文章も読みやすい。後半馴染みの交響曲が登場してからは、頭の中で音楽をイメージしながら楽しめた。評伝でもあるが音楽解説でもあり、これを片手にブルックナー作品を追っていきたい。2025/02/15

Go Extreme

1
批判精神の欠如 愛が伝記を書くべき 素朴な田舎者 誤解された天才 神の楽師 生涯と作品の矛盾 ザンクト・フローリアン修道院 リンツの師範学校生 修道院オルガニスト ジーモン・ゼヒター オットー・キッツラー 合唱団 フロージン ゲルマン人の行進 ウィーン音楽院教授 宮廷オルガニスト オルガン演奏旅行 即興演奏家 派閥争いの渦中 リヒャルト・ワーグナー グスタフ・マーラー テ・デウム アルトゥール・ニキシュ 王の御旗は高く翻る ウィーン国際音楽演劇博覧会 ベートーヴェン以降で最も偉大 聖フローリアン修道院霊廟2025/04/22

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