内容説明
ピュア度100%! ハートフル青春小説!
いみじ! 新入生、部活つくったってよ
県立菅原高校の入学式当日、同じクラスになった平尾安以加から「平安時代に興味ない?」と牧原栞は声をかけられた。「平安部を作りたい」という安以加の熱意に入部を決めるが、新部を創設するには5人の部員が必要だった。あと3人(泣)!!
クラスメートから上級生まで声をかけ、部員集めに奔走するが──
「平安部って、何やるの?」
《平安部員求む!》
わたしたちと一緒に平安の心を学びませんか?
◎平尾安以加(ひらお・あいか)
1年5組
平安時代大好き。
◎牧原 栞(まきはら・しおり)
1年5組
赤染衛門似
◎大日向大貴(おおひなた・だいき)
1年2組
中学まではサッカー部
◎明石すみれ(あかし・すみれ)
2年1組
元百人一首部の幽霊部員
◎光吉幸太郎(みつよし・こうたろう)
2年3組
元物理部 イケメン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
724
『成瀬…』で一世を風靡した宮島奈緒。続編の次の次がこれ。当然あれほどは望めないが、『婚活マエストロ』ともども、これもそこそこは売れるだろう。なにしろ、今なら、あの成瀬の…が大手を振っている。出版社もそう考えているに違いない。さて、本書だが、設定は初心に帰って高校に。「平安部」なるクラブ活動の設立から成功までを描く。キャラクターたちはいずれも軽量級だが、展開はいたってスピーディー。また、今回は大津といったような特定の地を背負っていないので、一層に軽やかだ。もっとも、それがプラスに作用するかといえば、⇒2025/09/26
青乃108号
626
成瀬作家の別作品。何故成瀬ではないの。イメージが固まってしまいそうで嫌なんです。そのような作家の思惑があっての事だろうこの作品。入学したばかりの1年女子が風変わりなクラスメイト女子から「平安部」なる部活を作りたいから一緒に、と持ちかけられるところから始まる高校生活の物語。それなりに楽しく読めるが残念ながらやはり「非」成瀬。どうしても比較しながら読んでしまうのはそのテーマが成瀬に近いからだろう。もっと離れたところに作品世界を置かないと。京都での蹴鞠大会に完結編の成瀬が訪れるなんて安易な事がありませんように。2025/10/20
starbro
583
宮島 未奈、5作目です。主人公の平尾 安以加が、もっといみじなキャラかと思いきや、意外とまともで、想定内の平安部青春譚の佳作でした。続編もありそうな展開です。 https://www.shogakukan.co.jp/pr/heianbu/2025/04/27
さてさて
577
『わたしたちと一緒に平安の心を学びませんか?』そんな誘いの言葉の先に五人の部員で立ち上げた『平安部』の活動が描かれていくこの作品。そこには、宮島未奈さんらしい”青春物語”が描かれていました。顧問の藤原先生が良い味を醸し出してくれるこの作品。『「ヤバい」みたいな言葉』という『いみじ』という言葉で盛り上がる五人の個性溢れる面々が半年の活動の先にそれぞれの個性全開で物語を盛り上げてくれるこの作品。部活動をゼロから立ち上げ、活動していくというこれまでなかった”学園物語”の面白さで魅せてくれた素晴らしい作品でした。2025/04/16
R
478
嫌味なところがまったくない清々しい青春小説。平安時代が好きだから部活にしてしまったというお話なんだが、とっかかりはおかしな話しだけど、本人たちは真面目に取り組んで、本当に平安部が形作られていくのが面白い。部活という概念を覆しているようにも思うのだが、推し活という趣味をライフワークとしてとらえる昨今、こういう部活もありなのかもなと思うところ。若干平安関係なくね?みたいなところもあるけど、同好の士が集うという様子が青春だなとほのぼの読めた。2025/07/14




