内容説明
子どもの本の「名作」について,心理学者の河合隼雄,詩人の長田弘の二人が,縦横無尽に語る対談.『赤毛のアン』『モモ』など,具体的な子どもの本の名作を数多く取り上げつつ,大人が読んでも新たな発見があり,重要な意味があるということを語る.読書の達人による,子どもの本の「名作」ガイド.(解説=河合俊雄)
目次
まえがき(長田 弘)
I 子どもの本のメッセージ
II 子どもの本を読む
1 赤毛のアン/若草物語
2 エミールと探偵たち/名探偵カッレくん/ドラゴンをさがせ
3 子どものための美しい国
4 ピーター・パンとウェンディ
5 モモ/はてしない物語
6 トムは真夜中の庭で/まぼろしの小さい犬/ハヤ号セイ川をいく/幽霊を見た10の話
7 子鹿物語
8 ゲド戦記
9 風の又三郎/銀河鉄道の夜
10 アンネの日記(完全版)
11 イワンのばか/人はなんで生きるか/みどりの小鳥
12 クローディアの秘密/魔女ジェニファとわたし/足音がやってくる/めざめれば魔女
13 シャーロットのおくりもの/はるかなるわがラスカル
14 たのしい川べ/ムギと王さま
15 指輪物語
III 絵本を読む
IV 子どもと大人、そして社会
あとがき(河合隼雄)
解説(河合俊雄)
カバーイラスト=松尾ミユキ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
5
“〜その絵本そのものを取っておくのではなくて、その絵本の記憶を取っておく。記憶を取っておきたいのは、その絵本によって自分が得た大事な時間が、そこにあるということのためだろうと思うんです。(長田)” 心理学者の河合隼雄、詩人の長田弘のお二方のおそらく30年近く前の対談集。長田さんの熱い語り(そしてすごい読書量)に共鳴しつつ、時々くだらない冗談やダジャレを挟む河合先生。テーマはとっつきやすそうでもやはり難解だったりするのに、心地よくいつまでも浸っていたくなる。もう、いらっしゃらないんだなぁ。さみしいなぁ。2025/08/23
ドラゴン
0
児童書のブックガイドとして秀逸。登場する本を順番によんでみたくなる。2025/04/01
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