岩波現代文庫<br> 司馬遼太郎の「跫音」

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岩波現代文庫
司馬遼太郎の「跫音」

  • 著者名:関川夏央【著】
  • 価格 ¥1,243(本体¥1,130)
  • 岩波書店(2025/03発売)
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  • ISBN:9784006023652

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内容説明

「人間にとってその人生は作品である.この立場で私は小説を書いている」――そう記した司馬遼太郎の人生は,どのような作品だったのか.その読み解きと,戦後知識人たちと対話する姿勢から,歴史小説家としての,また文明批評家としての,歴史と人間の物語に対する透徹したまなざしが,いま浮き彫りになる.

目次

序──「歴史青春小説家」から「憂国」の人へ
「思想嫌い」という思想
司馬遼太郎と「戦後知識人」群像
一、仕事の主脈のひとつとしての対談・座談
二、言葉の共同作業を尊ぶ心
三、教養の厚い岩盤
四、「陰鬱な不機嫌」とは生来無縁の人、自律の人
五、視野広くあろうとする意志
六、「ひとびとの跫音」に耳を澄ます
七、「関西人」という生きかた
八、「合理の人」のもうひとつの側面
九、「絶対」という観念のない風土で書く
十、「人間の営み」という物語を生きる
大阪的作家の「計量」と「俯瞰」の文学
西郷という巨大な謎
「坂の上」から見通した風景
あの、元気だった大阪
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鈴木貴博

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著者が司馬遼太郎先生について書いた文章を集めたもの。司馬先生が行った様々な対談に関して、その相手にも着目しつつ内容、経緯をまとめたものが大きな部分を占める。司馬先生の考えたこと、交友の一端の「跫音」を辿る。2025/08/16

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