内容説明
学校を必要とする社会がつくられ,学校が自明視されることとなった「学校の世紀」を経た今,「教える」ことの意味が鋭く問われている.少子高齢化,多文化化,情報テクノロジーなどによって,教育をめぐる状況が大きく変動したこの一〇年を視野に入れ,新たに描く学校の戦後史.その先に見える,学校の役割とは.
目次
はじめに
序 章 就学・進学動向からみる戦後――学校の受容と定着
第一章 「日本の学校」の成立――近代学校の導入と展開
一 産業革命と近代学校
二 日本の近代学校
三 「生きられる場」の形成と葛藤
第二章 新学制の出発――戦後から高度成長前
一 戦後の学校の枠組み
二 教育行政とカリキュラム
三 戦後初期の学校の動勢
第三章 学校化社会の成立と展開――経済成長下の学校
一 高度成長と学校
二 「出口」の展開――中学校の変化
三 高校の大衆化
四 学校間接続問題の諸相――中学校と高校の接続
五 産業化社会への対応の諸相
六 学校への異議申し立て
第四章 学校の基盤の動揺――ポスト経済成長の四半世紀
一 制度基盤の変容
二 学力と学校制度の新動向
三 自明性の問い直し
四 キャリア教育と公共性の教育
五 土台を支える取り組み
第五章 問われる公教育の役割――この一〇年の動向を軸に
一 「学校」の見直しの動向
二 学校制度の周辺・周縁の活性化
三 公教育の境界の拡大/融解
四 デジタル化のインパクト――オンラインの導入
五 人口減少社会の地域と学校
六 教育のグローバル化と学校
七 教育課程編成への反映
八 「教える」ことの岐路
終 章 「学校の世紀」を経て
一 「学校の世紀」としての二〇世紀
二 学校に行くことの多義性
三 学校の役割再考
あとがき
巻末収録図版
主要参考文献・図版出典一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
源シタゴウ
oooともろー
田中峰和
Go Extreme
horada
-
- 電子書籍
- 最新教育動向2024
-
- 電子書籍
- 不良娘(ヤンキーっこ)ならし【タテヨミ…
-
- 電子書籍
- 賢者の弟子を名乗る賢者 第38話【単話…
-
- 電子書籍
- 虚飾のメディア - 小説・巨大テレビ局
-
- 電子書籍
- ガラスの城 1 マーガレットコミックス…