秘曲金色姫

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秘曲金色姫

  • 著者名:柴田勝家【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 中央公論新社(2025/03発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120059001

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内容説明

秘すれば、花なり――。
そう微笑んだ彼女は、美しかった。
この世のものではあり得ぬほどに。


「パパの死体を捨てるの、手伝ってくれない?」
2021年、コロナ禍の新宿トーヨコ。
茨城を飛び出したジローは、キャイコと名乗る少女と出会い死体遺棄に協力する。
キャイコはなぜ父親を殺したのか、そしてジローはなぜ彼女を救ったのか?
その答えは、遠い昔に失われたはずの能曲「金色姫」に秘められていた。
足利、豊臣、徳川。時代を超えて権力者を魅了したその舞が令和の新宿に顕現するとき、約500年にわたる祈りの物語が収束する。
気鋭のSF作家による、能楽×サスペンス×百合クロニクル、開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

本の蟲

14
能楽研究者の書庫から、失われた稀曲「金色姫」の記述を発見した書生。書生をしていた祖父の日記で「金色姫」を知ったホテル経営者。水戸光圀が主役のドラマで、脚本にあった能の演目「金色姫」を調べ始めた役者。呪われた秘曲が世に出ようとする時機、不思議な女性があらわれ、次々と不幸が訪れる。彼女は誰かの生まれ変わりなのか、それとも…。何が本当かわからない話。核心部分は、これまで語られた大きな歴史の流れからみると、肩透かしかつ消化不良で好みが分かれる。正直もっとオカルティックな内容を期待していたのだが…2025/11/20

TSUBASA

13
コロナ禍のトー横、ダンス動画でバズってた家出少女キャイコの元へ訪れたジロー。キャイコに請われ、訪れたホテルには死体があり、ジローはその遺棄を手伝う。一方で大河ドラマの中で描かれた失われし能の『金色姫』。蠱惑的な響きを持つその作品を求める者たちが不幸に会う。その秘曲の正体、そしてジロー、キャイコとの因縁は。現代と戦国時代の間を行き来し、なぜ幻の作品足りえたかを追うをドラマが見ごたえある。ラストの雪の中での『金色姫』が得も言われぬ美しさ。欲を言えば能ならではの表現をもっとぶち込んでほしかったというのはある。2025/08/03

女神の巡礼者

6
面白かったというか、あやかしの世界に迷いこんでしまい、不可思議な時間を過ごした感じでしたが、最後には作者の掌で転がされていたことに気付かされて唖然。時と登場人物が異なるいくつもの断章が、蚕の吐き出す絹糸が絡み合って糸となるように収束していき結末を迎えましたが、これはミステリ小説だったのか、それとも幻想的な伝奇小説なのか、あるいは二人の少女が辿った数奇な人生の物語だったのか。読み終わった今でも確信が持てないのは、作者の術中にはまったままだからなのでしょうか。とにかくジャンルを越えた傑作でした。2025/05/27

雪駄

5
いい話だとは思うけど、ニルヤの島大好きの自分としてはコレジャナイ感がある。これは柴田勝家にしか書けない!って感じがない…期待している大きな部分がないように感じる。ただエモさはある。うーん。ちょっと残念な気分。2025/06/05

Hanna

5
能楽「秘曲金色姫」を題材にしたミステリー。殺人から始まり、あちゃ~と思ったものの、そんなに怖いことはなくホッ。。。2025/05/12

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