内容説明
大好きだった児童文学やドーナツの思い出、“タメ口おじさん”や古くさいマニュアルへの違和感。私たちを勇気づけるエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
レモングラス
78
毎日新聞「文学逍遥」や神戸新聞ほか、新聞や雑誌に掲載された松田青子さんのエッセイがまとめられたもの。「一人で過ごす日常の素敵さ」「心で握手」、松本清張の『張り込み』について書かれた「潜んでいる無数の物語」田辺聖子さんのことが書かれた「筋金入りの夢見る力」石井桃子さんについて書かれた「『幻の朱い実』は生命力」「離れがたき二人」が特に印象深く心に残っている。「日常に潜む女性への暴力」など女性作家の方たちが書くことで女性を守ってきてくれたことがあらためてよくわかるエッセイ集。2025/09/08
ネギっ子gen
65
【女性作家たちが作品で構築した、ミソジニーや家父長制に囚われる必要はないという感覚が、私の希望だった】2015~2024年に書いた、新聞や雑誌などに掲載されたエッセイを収録。表題にもなった「彼女たちに守られてきた」から。<私は、男性社会の中で育ち、男性社会を反映してつくられたテレビ番組や文化を吸収し、フィクションの中の女性たちと同じように、セクハラやパワハラ、痴漢や性差別に遭うこともあった。それを自分のせいなのだろうかと気に病んだり、誰にも相談できなかったり、判断を間違えたりすることは何度もあった>と。⇒2025/07/21
pohcho
58
新聞、雑誌などに掲載されたエッセイをまとめたもの。三章に再構成されていて、章を追うごとに面白くなっていくような感覚。本や映画もたくさん紹介されていて、「トランペット」は是非読みたいと思う。フェミ系の話題ばかりだと思っていたら、庄野文学もお好きなんだとか。「インド綿の服」読みたいな。松田さん、ますます好きになった。2025/04/22
阿部義彦
20
松田青子さんの最新エッセイ集。出たばかり、今でも「子どもの人」と言う言い方には、慣れないのですが。今回のエッセイ、テーマ別のⅡの章、主に身の回りの何気ないジェンダー差別を扱ったのが、男の自分にはかなり目を開かれる体験をもたらし、他山の石にしたいと思う事ばかりでした。例えば二人以上で食事をした場合、仕事だとはっきりわかる場合はお店の人は編集者の方へ勘定書を置いたが、それ以外の場合は勘定書にしろ取り分けのスプーンにしろ、中立地帯である真ん中に置かれる事が殆どだった。『古臭いマニュアルのお店で』Σ(⊙ω⊙)等2025/03/29
いっちゃん
14
題名がひたむきな印象だったので、心して読まねばと腹を括っていたのですが、わりと軽やかなエッセイ集でした。フェミニストとかシスターフッドとか、私は大好物です。男性が当たり前に持っているものを、いかに女性は持たせてもらえていなかったか。おかしいということに気がつくことこそが大事。なんとなくいやだったな、でも波風たてない方がいいかな、でやり過ごしてきたあんなことこんなこと。この先生きていく女性たちに味あわせたくないもんね。2025/08/19
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