詭弁・暴言・論破に打ち勝つロジカルコミュニケーション

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詭弁・暴言・論破に打ち勝つロジカルコミュニケーション

  • 著者名:高橋昌一郎
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • フォレスト出版(2025/03発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866803180

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内容説明

◆ホンモノの論理力とディベート力を身につける知の技法とトレーニング

「コミュニケーション」の根底にあるのは「他者理解」
つまり自分以外の人々の考え方や生き方をどのように理解するのかというテーマである。

そこで重要になるのは、意見が違うという結論ではなく、
なぜ意見が違ってくるのか、その理由を検討することであり、
その際に求められるのが「論理的思考」に基づく、次の「ロジカルコミュニケーション」だ。

①賛成論と反対論の論点を可能なかぎり(少なくとも双方3 つ以上)明らかにして、
②どの論点に自分が価値を置いているのかを見極め、
③新たなアイディアを発見するディスカッションの過程を重視し、
④結論を変更してもかまわないので、
⑤その時点における自分の最適解を発見するコミュニケーション・スタイル。

本書では、さまざまな社会的・哲学的問題を提起し、多彩な論点を浮かび上がらせて、
ディスカッション・ディベートの技法をつかめるように工夫している。

◆まともな大人は「論破」しない
現代の日本で主流になっているのは「相手を黙らせるコミュニケーション」だ。

双方が自己主張をぶつけ合い、場合によっては相手を嘲笑したり罵倒したりして、
一方が黙り込むと、他方が「はい、論破!」のように勝ち誇るというタイプのコミュニケーションといえる。

この種の詭弁・暴言・論破に打ち勝つのが「ロジカルコミュニケーション」である。

とくに、家庭や学校や職場といった生活の中心基盤で、なぜか円滑なコミュニケーションができない、
会話そのものが苦手、他者との距離の取り方が難しいなど、コミュニケーションに本質的な問題を抱えている読者には、
本書の内容は抜群の効果を期待できるはずだ。

◆本書の構成は全5章で構成されている。
・第1章 論理的に考えて、うまく伝えるには? 【基礎】。

・第2章 詐欺に騙されないためには? 【応用】

・第3章 筋道立てて、証明するには? 【論証】

・第4章 論理を突き詰めるとどうなる? 【パラドックス】

・第5章 世の中の難問に、どう答える? 【ジレンマ】

必ずしも最初から順を追って読み進める必要はないので、
気になるセクションから好きなように読み飛ばしてほしい。

不明な言葉があれば前に戻って確認し、
何度も前後左右を読み返しながら、事典のように読み込んでいただきたい。

結果的に、いつの間にか「論理的思考」と「ロジカルコミュニケーション」が身に付いているはずだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ラーク

4
論理ついて、その基礎的な概要と、実用的な内容を入門者向けに説明した一冊。所謂「ロジカルシンキング」の本にありがちな考え方のノウハウというよりも、「論理」とはそもそもどういったものかというところから、論理学における基礎的な考え方について等、アカデミック色が強い印象。内容的には高校数学でかじった論理の単元と重なる部分もあったので、自分の中の乏しい記憶を掘り起こしつつ読んだ。学ぶ目的が曖昧だった当時と比較すると、理解を深められたのではないかと思う。2025/08/03

kaz

1
きちんとマスターして実践の場で役に立つまで昇華させるのは難しいとは思うが、考え方のヒントにはなる。図書館の内容紹介は『詭弁・暴言・論破といった「相手を黙らせるコミュニケーション」に打ち勝つ、「ロジカルコミュニケーション」のエッセンスを解説。ホンモノの論理力とディベート力が身につく。「NHK出版 本がひらく」連載に加筆修正』。 2025/09/14

Go Extreme

1
非言語コミュニケーション 論理記号で思考をクリアに 真理表で真偽を判定 演繹法と帰納法 一発帰納の罠 反証可能性 カール・ポパー 科学と疑似科学を見分ける パラドックス 論理の迷宮 全能パラドックス 神は存在するのか 存在論的証明 自己言及 嘘つきのパラドックス メタ言語 タルスキー ゲーデルの不完全性定理 ジレンマ 究極の選択 囚人のジレンマ ゲーム理論 ナッシュ均衡 個別合理性の罠 腐ったリンゴ仮説 逆説 二分法 論点の飛躍 過信する科学者 相互理解を目指す対話 相手を黙らせる論破を超えて 傾聴と理解2025/04/20

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