文春e-book<br> 花のたましい

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文春e-book
花のたましい

  • 著者名:朱川湊人【著】
  • 価格 ¥1,599(本体¥1,454)
  • 文藝春秋(2025/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163919522

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内容説明

映画『花まんま』の世界を広げるスピンオフ

直木賞受賞作『花まんま』から20年、映画から魂を吹き込まれた新たな感動作!

本書は映画『花まんま』(2025年4月25日公開予定)のサイドストーリー。
登場人物の背景にある「もうひとつの物語」を、
原作者ならではの視点で描き出し、映画のその先の世界へと、
読者をいざないます。

~映画から生まれた4つの物語~

「花のたましい」
… 見えない明日を懸命に生きる駒子と智美。はかなくも美しい友情の行く末。

「百舌鳥乃宮十六夜詣」
… 幼少期の不思議な体験を昭和の世相に重ねて描くノスタルジック・ホラー。

「アネキ台風」
… こわれかけた家族をパワー全開で再生しようとする肝っ玉アネキの奮闘記。

「初恋忌」
… 人生の終わりを予感した男の身に起こる、小さな奇跡。感涙必至の好篇!

泣いて、笑って、幸せに。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

135
映画『花まんま』のサイドストリートとのこと。映画は観ていないが4話とも楽しめる。好みはタイトル作にもなっている1話目の「花のたましい」と3話目「アネキ台風」読後にじんわりと来て、胸の奥がツンとした。2025/05/15

KAZOO

118
最近朱川さんの作品が出版されていないと思いましたらある作品の映画化と共に出されたので文庫化を待たずに読みました。4つの短篇があって、映画化作品と似ているのは「初恋忌」でした。表題作は女性の友人同士の話で、なんでも上げてしまう女性に就て書かれています。また、鳥と小さな女の子の体と心が入れ替わってしまう話は朱川さんのもう一つの分野でたのしめました。2025/08/11

yutaka

85
「花のたましい」、「百舌鳥乃宮十六夜詣」「アネキ台風」「初恋忌」の4編を収録。相変わらず、そこはかとない怖さや昭和のノスタルジック、家族愛が満載の朱川ワールド。どの作品も良かったが、強いてあげると「アネキ台風」が好みかな。2025/07/13

のぶ

85
「花まんま」の続編的な作品らしいが、それを読んでいない。でも楽しめた。どの物語もほっこりした味わいながら、どこかしら悲しさ寂しさを感じさせられるのが印象的です。どの話も良かったが、特にお気に入りは「アネキ台風」。すぱっと気持ちの良い、痛快なパワーあふれる物語に思えるが、しかしなんともいえない切なさがあった。死別の悲しみは当然だけれど、こういうわだかまりの残った状態の別れの苦しさがやりきれない。それでも辛うじて繋がっていることにはほっとさせらた。2025/05/28

itica

79
「花まんま」と関連があるらしい。読んだのが10年以上も前なのでほとんど記憶にないが支障はなかった。どこか懐かしい昭和感と舞台の関西がマッチしていて、不思議な事象と人情を混ぜたような4編。「アネキ台風」が一番のお気に入りだが「初恋忌」にも捨てがたい魅力があった。 2025/04/28

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