物語じゃないただの傷

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物語じゃないただの傷

  • 著者名:大前粟生【著】
  • 価格 ¥1,892(本体¥1,720)
  • 河出書房新社(2025/03発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309039503

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内容説明

“男のくせにフェミニストやポリコレにおもねった”発信で人気を博す後藤。ある日、片脚の悪い男・白瀬が、後藤のとある秘密を盾に「家に住ませろ」と脅迫してきて…。著者渾身の衝撃作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きたさん

10
もう少し優しい(「甘い」という意味ではなくどちらかというと「穏やか」に近い)話を書く人というイメージがあったので、出てくる人が皆トゲをむき出しにしていることに衝撃を受けたのがまず印象的。それでも男性の側から見た「男性」の強要による生きづらさを描いているのは変わらずで、これまで読んだ本より少し深く掘り下げたような感覚がありました。2025/05/23

えつ

9
ポリコレ系文化人の後藤×弱者男性芸人の白瀬。自らの傷を利用する2人の男。ある日、後藤の目の前に現れ、後藤を脅し、一緒に住むことになった白瀬。歪な同居生活の行く末は…。うん。読みやすい。大前さんの描く男社会は、生きづらさを感じた。閉塞感?がすごい。そして、男らしさに囚われている部分も。後藤と白瀬の2人の絡みをもう少し見たかったかもしれない。ただこういうセンシティブなことを扱った作品は苦手だなぁ…って思った。2025/05/26

訃報

7
ただ自分の傷を傷だと認めることが、どれほど難しいか。濱口竜介の映画に出てきた、『暴力の詩』を思い出す。なぜあれを観ながらボロボロ泣いてしまったのかわからなかったけど、たぶん、ぼくが見て見ぬ振りをしてきた暴力や傷のことを、無意識に思い出させてくれたからだろう。この人の小説を読んで、ピンとこないとか、特に共感せずにいられる人は、大して苦しくないんだろうな、とか思ってしまう。ほんとうに辛いとき、この人の小説しか読めない。そういう風に書いている、と作者自身も言っていたけど2025/10/13

そうたそ

7
★★☆☆☆ メディアに引っ張りだこのポリコレ系文化人・後藤のもとに、家に住ませるよう脅迫してきた職も金もない弱者男性芸人・白瀬。かなりエッジのきいたストーリーだったが、面白いかというとそれほど。個人的には響くものもあまりなく。2025/04/02

あきら

4
後藤将生は壁に落書きしているところを白瀬に撮影されてしまい、それをたてに脅され強引に同居生活に。最初は受け入れられずストレスだったが… 無自覚のいじめが彼にニッパーを描かせているのか?2025/07/01

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