挑み続けるヒント―成功を後押しする25の言葉と思考法

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挑み続けるヒント―成功を後押しする25の言葉と思考法

  • 著者名:茂木友三郎【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 東洋経済新報社(2025/04発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492961131

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内容説明

●しょうゆを「世界の定番」にした男の仕事論集大成!
しょうゆはいまや世界中で愛されているが、その重要なきっかけといえば? それは誰もが知るあの調味料、「キッコーマンしょうゆ」の海外進出だろう。同社の海外進出には緻密な計算と、弛まぬ努力、そしてより高いところを目指し続ける「挑戦心」があった。この挑戦の先頭に立ち、社や関係者を粘り強い対話とその人間力で巻き込みながら、成功へと導いていったのが、本書の著者、茂木友三郎氏だ。2025年で90歳を迎えた同氏がその人生で見聞きし、また体験してきたことは、稀有ともいえる貴重な示唆に富む。

●今日から始められる、成功への着実な地盤づくり
キッコーマンのしょうゆづくりは江戸時代から数えると300年以上を数える。1950年代にはじまった同社の海外進出は1973年にはいち早く米国での海外現地生産に挑戦し、日本企業のグローバル進出の先鞭をつけた「先見的企業」の一翼を担う。茂木氏が自らの仕事の軸とするのは「挑戦のビジネス哲学」。戦後まもない時代にアメリカに渡ってMBAを取得し、困難と言われた現地での工場建設を成功に導くなど、時代を切り拓く力の源泉とはいかなるものなのか? 結果こそ華々しく特別な人にしかできないかのように思えるかもしれないが、そうではない。本書ではその具体的な行動指針やマインドセットの数々を、現代のビジネスパーソンにもすぐに実践可能なヒントに落とし込み紹介する。

●誰にでもできる。必要なのはやる気と挑戦心
日本のみならず世界のビジネス、経済の盛衰を長きにわたりその目で見続け、リスクを恐れず挑戦を続けた茂木氏が語る「新時代のビジネスパーソン像」とはどういうものか。本書は第一章「市場を創造し、需要を創造する」から入り、第二章では「守りから攻めへの転換」について論を展開。成功にあぐらをかきがちで変化を恐れる企業には耳が痛いが、これからのビジネスでは死活的な要素だ。第三章では「グローバル時代のリーダー像」を説き、専門能力やリスク感度の高さの重要性等に触れる。第四章は「成長し続けるための学び方」。ラジオ英会話、本、新聞の活用法から朝食会など対話の意義深さについても、具体的な気づきを与えてくれる。最終第五章は「これからの世界を生きる」と題し、資本主義のゆくえ、生産性向上の秘訣、マナーの重要性など、変化の時代を生き延びる知恵をわかりやすい言葉で読者に届けてくれる。

目次

はじめに
●第一章 市場を創造し、需要を創造する
アメリカに工場を建設するという大プロジェクト
現地での瓶詰めから第一歩を踏み出す
企業の役割は需要を創造すること
インストア・デモンストレーションで確信したこと
アメリカの工場建設が決定
建設候補地をウィスコンシンに選定する
現地の反対運動に直面
アメリカ工場の幕開け
現地化せずしてよき企業市民とはなり得ない
第一次石油ショックを乗り越え黒字化を実現
キッコーマンが挑戦を続ける理由
●第二章 守りから攻めへの転換
国内営業を経験して気づいた課題
五つの経営方針を掲げる
「つゆ・たれ」分野への挑戦を決断
「本つゆ」「赤だれ」「黒だれ」を発売
苦難を乗り越え、ブランドを活性化する
市場全体の活性化に貢献
「うちのごはん」シリーズの誕生
「和風そうざいの素」というカテゴリーを創出
●第三章 グローバル時代のリーダー像
グローバルな視点を持てば、企業活動に国境はない
人材のグローバル化がますます意味を持つ時代
人材教育の位置づけが変化している
これからの時代において国際的に活躍する人材の要件
「専門能力」を身につける必要性
海外の文化に自分を適応させる
リスクへの感度を高める
●第四章 成長し続けるための学び方
キャリアと学びについての私の考え方
ドラッカーに感銘を受け留学を決意
ラジオ英会話が現地で役立った
勉強と格闘したアメリカ留学時代
ケーススタディでディベート力を強化
社外に出て変化を知る機会をつくる
令和臨調の発足に込めた想い
私を成長させてくれた先輩たち
情報源としての本と新聞の価値
知的錬磨の場を持つ
朝食会は貴重な意見交換の場
学ぶときに最も大切な姿勢
●第五章 これからの世界を生きる
変化が連続し、予測困難な時代
資本主義はどこへ向かうのか
失われた三〇年と日本の国際的地位
生産性向上のために何が必要か
今ほど社会的責任が問われる時代はない
なぜマナーを身につけることが大切なのか
個人にも求められるジェントルマンシップ
明けない夜はない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モビエイト

1
キッコーマンのアメリカ進出立役者の本。 まだ日本が海外に行くのにリスクがある時代に工場を、建てて市場を切り開いて行った結果、今では海外売上がメインという会社になったのだと思います。2025/08/06

Go Extreme

1
グローバル化の激動の時代 リスクを恐れずに挑戦 アメリカ市場進出 現地生産という挑戦 アメリカン・プラント委員会 高品質による差別化 地元住民との対話 人を大切にする姿勢 守りから攻めへの転換 攻撃は最大の防御 つゆ・たれ分野への参入 本つゆの開発 和風惣菜の素「うちのごはん」 グローバル化の本質 多様なもの同士の共生 グローバル人材の育成 キャリア自律の重要性 国際的に活躍する人材の要件 教養を高めておくこと 入社後10年で一つの専門性 主体的に環境に適応 リスクへの感度 異分野の専門家との交流2025/04/16

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