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内容説明
どうやって老いと向き合う? 断捨離はしたほうがいいのか、節約をそこまでやるの? モノを増やさない工夫は? 若づくりはイタイの? 親の介護、葬式、お墓はどうする? 孤独死問題はどうなっている?
日本で関心が高まる「老い」に、ドイツ人はどのように向き合っているのか――日本とドイツを知り尽くした人気エッセイストが、本音インタビューをもとに「ドイツ式・老い支度」を綴る。日本の私たちがなかなか気付かない「考えすぎずにさらりと老いるドイツの知恵」が満載。飾らず、気負わず、合理的。それでも恋愛までしてしまうポジティブさで、歳をとることが怖くなくなる本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗
69
物凄く良かった😊老後の生活、ドイツではとても合理的。「子どもには将来があるけど高齢者にあるのは今だけ」だからこそ今を優先し悩まず自然に老いる。買い物は趣味ではなく単なる浪費なのでお金を使わないで楽しむ彼ら😊夏は水でシャワーなのは私も!そして洗濯を毎日せず週1回洗濯日を決める。断捨離しないのは、それ以前に物を買わないから。しかしドイツでも家事育児介護は女性の無料奉仕に頼っているが、富裕層はハウスキーパーを雇う。幸せ=自由。何ものにも縛られない事。だから年齢にも拘らないで好きな服装を楽しむ彼らに万歳😊2025/04/05
たまきら
43
今回も色々なドイツネタがゲットできて楽しかったです。わが一族はどちらサイドも変人だらけで、世界中に散らばってるわ好きな仕事しかしないわ…といったマイウェイ人ばかり。なのであまり「日本は」と言われてもピンときませんが、「シレジアから追放されたドイツ人」という歴史的背景や、「メモをそのままにしておく」という単語があり(Zettelwirtschaft)整頓が求められる勤勉性など知って楽しかったです。結構日本と似ている部分もあると思うな~。2025/10/10
kanki
22
文化の違い。節約ケチ、温かい食事にこだわらない、プレゼントは消え物希望。突然死、孤独死でよく、死の準備しない。人生はコントロールできないから。2025/08/01
コニコ@共楽
18
日独のハーフである著者、サンドラさんが、合理的で節約を重んじるドイツ人の意外と知られていない面を紹介したエッセイ。「カップル文化のドイツ」と「女子会文化の日本」という文章が印象的。ドイツでは男女平等が進んでいても「一人で外食する女性」が市民権を得ていないというのが面白い。老いてもパートナーを求めるドイツと日本は対称的。家族の概念が広くおおらかなドイツがステキだと思った。2025/04/12
T
17
ドイツオタクである私の最近の関心は高齢者問題。ドイツ人の方にインタビューしたものを通して、ドイツの高齢者の生き方について迫っています。興味があった高齢者の恋愛やパートナー探しの章は面白い。配偶者と死別後にパートナーを作ったり再婚するのはありふれたことだそう。他には認知症の方が家に帰りたい時に活躍するバスが来ないバス停はいいアイディアですね。ドイツと日本、高齢者問題にこれだという解は出せておらず、各々試行錯誤であることがよくわかりましたが、ドイツの方がほんの少し身軽な印象。自分の老後も考えさせられました。2025/08/28




