教育と授業 - 宇佐美寛・野口芳宏往復討論

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教育と授業 - 宇佐美寛・野口芳宏往復討論

  • 著者名:宇佐美寛【著】/野口芳宏【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 株式会社さくら社(2025/03発売)
  • 処暑の候!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/23)
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  • ISBN:9784908983313

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内容説明

教育哲学の鬼教授と国語授業のカリスマ。戦後の教育界を牽引してきた両雄の往復書簡による譲れない論戦!

教育学界における現役最長老の研究者vs.模擬授業も教室での授業も「頼まれたら断らない」授業名人。 齢八十を超えてなお執筆に講演に活躍を続ける著者たちが、互いに畏敬の念を表明しつつも、読み書きの教育を軸に、教材について、授業方法について、熾烈な論戦を展開する。
その応酬は、読者が今後、思考・探究を進める上で参考になる示唆をおおいに含んでいる。(年齢等は刊行当時。)

【著者】
宇佐美寛
1934年神奈川県横須賀市生まれ。東京教育大学教育学部卒業、同大学大学院教育学研究科博士課程修了、教育学博士。千葉大学名誉教授。東京教育大学助手、千葉大学講師、同助教授、教授(1993-97年教育学部長、1998-2000年東京学芸大学教授併任)。1961~62年米国、州立ミネソタ大学大学院留学(教育史・教育哲学専攻)。九州大学、山梨大学、岩手大学、山形大学、秋田大学、茨城大学、上智大学、立教大学、早稲田大学等の非常勤講師(客員教授)を務めた。2023年没。


野口芳宏
1936年千葉県君津市生まれ。千葉大学教育学部卒業。公立小学校教諭、千葉大学附属小学校教諭を経て、公立小学校教頭、校長を務める。退職後、北海道教育大学教授、植草学園大学教授等を歴任し、現在植草学園大学名誉教授。「鍛える国語教室」研究会、授業道場野口塾各主宰。また2009年7月-15年12月千葉県教育委員を務めた。

目次

序 章 …… 宇佐美 寛
第1章 前おきも必要である…… 野口芳宏
第2章 語・文・状況…… 宇佐美 寛
第3章 読めばいい? 書けばいい?…… 野口芳宏
第4章 自己教育…… 宇佐美 寛
第5章 私の学習者論、教材論…… 野口芳宏
第6章 文章を読むという経験…… 宇佐美 寛
第7章 補足的弁明と主張――小学校英語と「発問・応答」論再び…… 野口芳宏
第8章 〈英語〉・〈発問〉…… 宇佐美 寛
終 章 …… 野口芳宏

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんえい

4
国語教育の二大巨頭が、お互いに対するリスペクトを持ちながらもバッチバチに批判しあう。最後の方は宇佐美寛が若干投げ出した(呆れた?)感がある。 発問を巡る2人の対立は特に刺激的だった。「凡百の教師が教材文の方向だけを見て自分の教材文解釈だけで発問する。ー自力での予習を助けることはしていない」(53頁)「自分一人の思考によって読み書きする能力は、(中略)発問指導(問答)というすじ違いの領域に逃避することによってでは育たない」(190頁)という宇佐美の発問不要論は自分に突き刺さる。2025/06/15

たかC

3
野口氏の主張は折衷論です。それは一貫性のない一番悪い考え方です。 さらに、主観的な感覚主体で気分本位の授業展開を行っておられるように見えます。その時の教室の風向き、潮の流れで、どこへ行くか分からないそんな授業を、それこそが冒険なんだ醍醐味なんだというようなロマン感覚でとらえておられる。しかも最終的に教師である自分の決めた最終地点だけを子供らに踏ませるようにあらかじめ決めてあります。 生徒の予め持っている考えを引き出すのが教育です。教師の考えを子供に代行させることは、教育ではなく主人と奴隷間の強制労役です。2020/02/14

taku

2
宇佐美先生の厳しい言葉に野口先生がどう切り返すか? 当たり前のことだが結論はでない。宇佐美先生は大学生の教育を主眼におき、野口先生は小・中学生を対象にしている。 幾つかの対立点があったが、最後まで発問がよいのか悪いのかはわからず……。 野口先生の方が誰にでも分かりやすい文を書いているように思った。 最後の章は大いに納得できた。変わるのは難しい。2019/09/15

もこちゃん

1
批判しあうのは素直に面白かった。が、両氏の力の差は正直大きかったのではと思う。たとえば「海の命」という教材文をめぐって宇佐美氏の主張に対する野口氏の批判が展開されるがそこは野口氏の(宇佐美氏の主張文に対する)誤読ではないかと思われた。野口氏は宇佐美氏の本を「熟読した」というがそれであの誤読はどうかと思う。宇佐美氏が後半元気がなくなっていちいち取り合わなくなったような感じを受けたがそれも分からないでもない。もっと長大な本にして色々なことを議論しあってくれても十分読みたかった。2024/02/06

U-Tchallenge

1
刺激的な一冊であった。互いの解釈をぶつけ合い、批判しながら進んでいく。このような体験をすることはなかなかない。「どっちも言い分があるし」のようなことを言い、話をやめてしまうことが多い。それではきっと何も「深まる」ことはないのだろう、と感じた。それほど難しい言葉を使われているわけではないので、文章自体は理解できた。もちろん、自分なりの解釈を持つことができた、とは言えないが。どちらかと言えば、野口先生の考えに納得できたところが多かった。現場にいる者は、このような議論に触れるということで刺激をもらえるだろう。2020/12/25

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