女性から虐待されている男性へ――女性はなぜ傷つけ、男性はなぜ留まってしまうのか

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女性から虐待されている男性へ――女性はなぜ傷つけ、男性はなぜ留まってしまうのか

  • 著者名:アン・シルバース【著】/上田勢子【訳】
  • 価格 ¥2,376(本体¥2,160)
  • 明石書店(2025/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 630pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750358581

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内容説明

社会的な沈黙や「男らしさ」という呪縛もあり、男性自身が問題解決や相談を避けるため、実態がみえにくい女性から男性に対する虐待。
女性は、なぜ、どのように虐待や支配をおこなうのか、男性はなぜ、そのような関係に陥ってしまうのかを、虐待の形態と具体的な事例に基づき解明する。虐待されている男性とその家族、そして虐待している女性に実践的な解決策を提示する一冊。

目次

まえがき
私について、そして本書で伝えたいこと
パート1 まずはじめに
第1章 女性が男性を虐待? そんなことがあるの?
第2章 パートナー虐待
パート2 女性による男性への虐待
第3章 さまざまな虐待
第4章 言葉による虐待
第5章 性的虐待
第6章 経済的虐待
第7章 身体的虐待
第8章 信仰・信条に関する虐待
第9章 法的虐待
第10章 感情的・心理的虐待
パート3 女性が男性を虐待する理由
第11章 なぜ女性による男性への虐待が起きるのでしょうか
第12章 生い立ちや環境による理由
第13章 感情的な理由
第14章 自己防衛として
第15章 健康上の理由
第16章 メンタルヘルス上の理由
第17章 パーソナリティ障害
パート4 虐待される男性
第18章 男性は虐待的関係にどのように引き込まれるのか
第19章 なぜ男性は虐待的関係に留まるのでしょうか
第20章 虐待が男性に与える影響
パート5 では、どうすればいいのでしょう?――虐待を受けている男性へ向けて
第21章 自分の状況を把握しましょう
第22章 関係を変える試み
第23章 自分と家族を守る
第24章 関係が終わるとき
パート6 すべての人へのメッセージ
第25章 男性を虐待している女性へのメッセージ
第26章 男性の家族と友人にできること
第27章 すべての男性のために
第28章 すべての女性へ
第29章 セラピストや専門家への提言
第30章 リソース
引用出典

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

42
新刊コーナーより。勇気ある内容だと思いました。また、女性の著者から男性の虐待を語っているところが逆に問題を明解に説明する鍵になっている気がします。女性的な「虐待」の様々な事例には既視感を覚えましたー母の攻撃だ、これ…。「なぜ女性による男性への虐待が起きるのでしょうか」という短い章に提示されている「なぜ」を読むだけでも気づきがあると思います。後半の具体的な対処法は、男女ともにくみ取れるものが多いのではないでしょうか。2025/05/10

kenitirokikuti

9
原題”ABUSE OF MEN BY WOMEN: It happens, it hurts, and it's time to get real about it”。著者はワシントン州のカウンセラーで、1995年の北京会議(国連の第4回世界女性会議)の出席者。妻が夫を加害するタイプのDVをふつうに扱ったもの。リベラル的には声高に主張しづらいだけである。妊娠したと嘘をついたり、男は理由がどうあれ女に暴力をふるってはいけないからおとなしく殴られろ、とか。機嫌が悪いとネグるとか。まぁ、いるよね、そういう女。2025/03/23

🍭

7
367(家族問題、男性・女性問題、老人問題)図書館本。明石書店2025年1月31日発行。パートナー虐待はあまり例をみない研究なので興味深かった。これまで読んできた精神医学や精神疾患、パーソナリティ障害や法学分野の知識を悪用すると比較的簡単にパートナー虐待ができるだろうと感じた。本書では女性から男性への虐待を主軸に論を展開しているが、女性の部分を自分に当て嵌めてみたとき、既に自分が虐待をおこなっているか、そうでないかを判断することが難しいラインがいくつかあると感じた。啓蒙にはかなりよいのではないかな。2025/03/14

Go Extreme

3
虐待の現実:男性被害 認識不足 文化的沈黙 報告困難 社会的圧力 孤立感 虐待の種類:言葉の暴力 精神操作 条件付き要求 脅迫 経済的支配 自尊心低下 女性の動機:パーソナリティ障害 境界性障害 権力構造 依存支配 経済的圧力 操作的行動 男性の心理:耐える文化 自己評価低下 逃避困難 精神的疲弊 信頼喪失 恥の意識 対処法:状況把握 境界設定 助けを求める 適切な支援 自己改善 健康的関係構築 社会の役割:支援体制 強化 偏見克服 公平な視点 相談窓口 政策改善 研究推進2025/03/07

お魚くわえたザサエさん

3
異性間の暴力というと、社会では男性から女性への暴力が問題視され、逆を問題視することはタブーとされる。しかし本書では女性も男性に対し暴力をふるうことは珍しくないこと、それらが問題視されにくい理由として、男性が「強い者」「女性に対し貢献すべき者」であるべきという男らしさがあり、また女性が男性であれば持つ義務を免除されており、女性解放運動においてもその免除は変わらなかったことによる歪みがあるとする。こうした問題を世に問うた著者(女性)および翻訳者(女性)に敬意を表したい。2025/02/01

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