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内容説明
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哲学博士号をもつ経営コンサルタントという異色の経歴の著者が、体験的につかんだ人文学としてのマネジメントの本質から、テイラー、メイヨー、アンゾフ、ピーターズ等アメリカ・マネジメント思想の系譜を批判的に解説し、マネジメント教育の未来像を描く。
目次
偶然コンサルタントになる
第1章 数字で仕事をする
クジラ曲線
銑鉄の物語
大卒者
銑鉄物語の真実
クジラ狩りの方法
マネジメントという偶像
岸に戻る
第2章 人間を第一に
独立記念日
人間至上主義のイデオロギー的起源
反革命
人間についての正しい研究
ピラミッドとその不満足
第3章 先を読むこと
戦略はいかにしてビジネスとなったか
戦略のケース・スタディ
ローマが燃えているときに計画を立てる
プランニングで儲ける方法
戦略について語るときにコンサルタントが語ること
コンサルタントよ、汝自身にコンサルせよ
教室での戦略論
戦略論の市場価値
第4章 「超優良」を求めて
トム・ピーターズと神との対話
ようやく自由の身になる
「超優良」の科学
裁判
マネジメントの教祖になるための簡単な五つの方法
約束の地
マネジメント教育の未来
文献に関する付記
謝辞
訳者あとがき
参考文献
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
4
科学的管理法で有名なテイラーはお客さんが来た時は庭にハトを飛ばす御茶目おじさんだったのであり、ホーソン実験で有名なメイヨ―は照明に関する実験中は参加してなかった。この時点で社会学の教科書にも登場する思想家たちの教祖的側面に驚かされるのだが、ニーチェ研究者である著者自身のコンサル経験とその後の法廷劇にもカフカ的不条理さが満載で楽しめた。しかし途中からどうもスラスラ読めるのにどこか空虚な話に付き合わされれているような気分になり、私にとってこの経営者=哲学者の神話と構造はやはり「知らんがな」感が漂ってしまう。2024/08/30
sho / right27
2
「ピーターズと彼に続く教祖たちが、「無垢の過去」と「危険な現在」を対比させるとき、彼らは、実際に観察可能な現象を記述しているわけではない。彼らがやっているのは、特定の感情的な存在状態を呼び起こすことだ。彼らは変化への恐怖を表現し、最終的には、死への恐怖を表現しているのである。彼らが逃れようとしている圧力とは、突き詰めると、経営者の経験自体でもなく、ましてや、特定の経済システムでもなく、我々が死すべき運命にあることに由来する。(p.395)」適切な単語が見つからないけど愉快な感じ。2024/02/17
takao
1
テイラー、メイヨーに始まるマネジメント理論批判。2024/10/27
KJ
1
コンサル業界、こんなに病んでるの?というのが最初の印象。理数計含めたリベラルアーツ教育などで、そもそもの「良い人間」を量産しようというのが結論のひとつだろうか。マネジメント論のねらいや各論としての内容は良くても、過度な一般化で社会や人間観が歪んでいるというのは普段の仕事で感じてる違和感が言語化されたようですっきりした。制度設計の際など肝に銘じておきたい。著者のエピソードとマネジメント思想が交代で語られる構成が臨場感あって良かった。2024/09/08
亜済公
1
ビジネスってしょうもない。2024/04/26
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